下腿義足のうち膝蓋靱帯で体重を支持し、懸垂をカフベルトで行うのはどれか。
正答:3
正答:3
下腿義足にはソケット形式により複数の種類がある。PTB(patellar tendon bearing)下腿義足は膝蓋腱(膝蓋靱帯)部で体重の大部分を支持するのが特徴で、現在もっとも一般的に用いられる。
膝蓋靱帯(膝蓋腱)部で体重を支持し、懸垂をカフベルトで行う下腿義足の種類を選ばせる。PTB式の定義(体重支持部位=膝蓋腱)を問う。
教科書はPTB下腿義足を『膝蓋腱部で体重の大部分を負荷する』『膝蓋靱帯部での体重支持を主とし、軟らかい内ソケット、膝上力フおよびSACH足をもつ』義足とし、現在もっともよく用いられると記載する。膝蓋腱部荷重+膝上のカフ(膝カフによるソケット懸垂)という特徴から、選択肢3のPTB式が一致する。
在来式(大腿コルセットで体重支持)とPTB式(膝蓋腱で体重支持)の『体重支持部位』の違いが最大の鑑別点。さらにKBM式・ライナー式は懸垂方式(膝上カフか、シリコンライナーか)で区別される。
教科書の図・教科書の図 は下腿義足としてPTB・KBM・ライナー式を並べる。PTBは『膝蓋腱部荷重+軟らかい内ソケット+膝上カフ+SACH足』という構成で標準型。在来式(普通型)は大腿コルセットで体重の大半を支える旧型で、現在新規処方は少ない。ライナー式はシリコンなどのライナーで断端を覆い懸垂する。支持(どこで体重を受けるか)と懸垂(どう義足を吊るか)を分けて整理すると各形式の違いが明確になる。
『膝蓋靱帯=膝蓋腱』という同義語の言い換えで戸惑わせ、さらに同じ下腿義足カテゴリ内の類似名(KBM・ライナー)を並べて迷わせるパターン。『体重支持=膝蓋腱』ならPTBと即断できる。
教科書の図・教科書の図 と『(1)下腿義足』を読み、PTB(膝蓋腱荷重・膝上カフ・SACH足・最も一般的)/在来式(大腿コルセット支持・旧型)/KBM/ライナー式(シリコンライナー懸垂)の体重支持部位と懸垂方式を表で整理する。『支持はどこ・懸垂は何で』の2軸で各形式を言えるようにする。