ヒュー・ジョーンズの分類で「息切れのために外出ができない」のはどれか。
正答:4
正答:4
ヒュー・ジョーンズ(Hugh-Jones)分類は、呼吸困難(息切れ)の重症度を自覚症状にもとづいてⅠ度〜Ⅴ度に段階づける分類。最重症のⅤ度が『会話・着物の着脱にも息切れがする。息切れのために外出できない』と定義される。
ヒュー・ジョーンズ分類の各段階の定義文を覚えているか、特に『息切れのために外出できない』が最重症のⅤ度であることを問うている。
ヒュー・ジョーンズ分類は呼吸機能そのもの(他覚的な血液ガス)ではなく、あくまで自覚的な息切れと動作量との関係で段階づける。Ⅰ度(健康者なみ)→Ⅴ度(外出不能)へと、こなせる労作量が小さくなるほど重症となる。
Ⅳ度(50m以上歩けない・休みながらなら歩ける)とⅤ度(外出できない)の境界が紛らわしい。『歩ける距離が短い』のがⅣ度、『外出そのものができない・会話や着替えでも息切れ』がⅤ度と、定義文で区別する。
教科書は、ヒュー・ジョーンズの息切れはあくまで自覚的なものであり、他覚的な呼吸不全の程度(動脈血ガス)とは別物だと注意している。息切れが軽くても呼吸不全が強ければ危険なこともある。近年は国際的にMRC(Medical Research Council)スケールが標準化しているが、国試ではヒュー・ジョーンズⅠ〜Ⅴ度の定義文がよく問われる。
『外出』というキーワードに引かれてⅣ度(50m以上歩けない=外出が大変)を選ばせる誘導。Ⅳ度は『歩行距離の制限』、Ⅴ度は『外出不能+会話・着替えでも息切れ』という定義文の差で確実に判別する。
ヒュー・ジョーンズⅠ〜Ⅴ度を労作量の順に暗唱する。Ⅰ=健康者なみ/Ⅱ=歩行は同等だが坂・階段は劣る/Ⅲ=平地でも健康者なみに歩けないが自分のペースなら1km以上/Ⅳ=休みながらなら50m以上/Ⅴ=会話・着替えでも息切れ・外出不能。『外出できない=Ⅴ度』を固定で覚える。