変形性膝関節症に対するリハビリテーションで最も適切なのはどれか。
正答:1
正答:1
変形性膝関節症の保存的リハビリテーションの中心は、膝を動かさずに筋を収縮させる等尺性筋力訓練(主に大腿四頭筋のセッティング訓練)である。関節を動かさないため膝への負担が小さく、適応が広い。
変形性膝関節症のリハビリとして最も適切な手技を選ばせる問題。膝への負担が小さく筋力を保てる方法を選ぶ。
教科書は『筋萎縮予防には、関節を動かさないようにして筋を収縮させる方法(等尺性収縮、isometric exercise)の適応が広い。おもに大腿四頭筋のセッティング訓練として行われる(膝伸展力強化)』と明記する。膝の安定には大腿四頭筋筋力が重要で、関節を動かさず鍛えられる等尺性訓練が最適。
『等尺性(isometric)=関節を動かさず筋収縮』と『等張性(isotonic)=関節を動かして筋収縮』の区別が頻出。変形性膝関節症では関節を動かさない等尺性が膝への負担が小さく適応が広い。温熱と寒冷の使い分けも問われる(膝関節症では訓練前の温熱が効果的)。
大腿四頭筋セッティング訓練は、膝を伸ばしたまま大腿前面に力を入れて膝裏をベッドに押しつける運動。教科書は『理論的には6秒間(10数える間)1日1回でよいとされるが、朝夕10~20回ずつ日課として行うよう指導する』とし、関節に負担をかけずに膝伸展力を強化する代表的手技として位置づける。
『最も適切』問題で、荷重をかける訓練(階段昇降)と荷重をかけない訓練(等尺性)が並ぶ。荷重関節の変性では『動かさず鍛える(等尺性)』が原則的に最上位。
変形性膝関節症の保存リハビリ=大腿四頭筋の等尺性訓練(セッティング)が中心。関節を動かさないため膝への負担が小さく適応が広い。物理療法は訓練前の温熱(極超短波・ホットパック)が効果的。階段昇降は荷重・衝撃が大きく不適。教科書02b01『保存的療法の場合』の等尺性収縮の記載が根拠。