血瘀の症状はどれか。
正答:4
正答:4
血瘀は血の流れが滞った病態で、固定性の刺すような痛み、腫塊、紫舌、そして皮膚の色素沈着やシミが現れる。正答は4。他の3つは血虚の症状。
血の失調を血虚(足りない)と血瘀(滞る)に分け、それぞれの症状を振り分けられるか。
血瘀は気滞・気虚・寒邪・外傷などで血の運行が滞った状態。滞った部位に固定した刺すような痛み(刺痛)が起こり、夜間に増悪する。滞りが形になれば腫塊(腫瘤)となり、舌は紫または暗紅で瘀点・瘀斑が出て舌下静脈が怒張し、脈は渋。皮膚では色素沈着やシミ、肌膚甲錯(皮膚がざらつき鱗状になる)が現れる。一方、血虚は血が不足して滋養できない状態で、顔面蒼白(あるいは萎黄)、めまい、動悸、不眠、視力減退や目のかすみ(肝血が目を養えない)、手足のしびれや筋のひきつり・けいれん(肝血が筋を養えない)、爪の脆さ、月経量の減少が起こる。設問の4肢のうち、筋けいれん・顔面蒼白・視力減退はすべて血虚、色素沈着だけが血瘀。
血の失調というだけで血虚を思い浮かべると3肢に引っかかる。血瘀は「滞る=色が暗くなる・固まる・刺すように痛む」、血虚は「足りない=色が薄い・養えない・ふるえる」と方向で覚える。色素沈着とシミは高齢者の瘀血所見としても頻出。
血瘀の代表所見:固定性の刺痛(夜間増悪・拒按)、腫塊・癥瘕、紫舌・瘀点瘀斑・舌下静脈怒張、渋(濇)脈、皮膚の色素沈着・肌膚甲錯、月経血の血塊・月経痛。原因は気滞(気滞血瘀)、気虚(気虚血瘀)、寒凝(寒凝血瘀)、外傷、久病。治療は活血化瘀で血海・膈兪・三陰交・合谷・太衝など。
血虚の症状を3つ並べ、血瘀を1つだけ置く。解法は、(1) 血瘀=滞る側の所見(暗い・固い・刺す)、(2) 血虚=足りない側(薄い・養えない)、(3) 色素沈着は暗い側。
血瘀は血の運行が滞った病態で、固定した刺すような痛み(夜間増悪)、腫塊、紫舌・瘀斑・舌下静脈怒張、渋脈、そして皮膚の色素沈着やシミ・肌膚甲錯が現れる。血虚は血の不足で、顔面蒼白、眩暈、動悸、視力減退、しびれ、筋けいれんが出る。設問では色素沈着だけが血瘀で、残り3つは血虚の症状。