気血を化生する臓が剋する臓について正しいのはどれか。
正答:4
正答:4
気血を化生するのは脾(土)。土剋水により脾が剋すのは腎で、腎は耳に開竅する。正答は4。
脾を「気血生成の源」と同定し、相剋(土剋水)で腎へ進み、腎の特徴(耳に開竅)を選べるか。三段の変換。
脾は運化により飲食物から水穀の精微を吸収し、気血を化生する源となるので「後天の本」「気血生成の源」と呼ばれる。脾は五行で土。相剋は木剋土・土剋水・水剋火・火剋金・金剋木なので、土が剋すのは水=腎。腎の特徴は、精を蔵し、水を主り、納気し、骨を主り髄を生じ、髪に華を表し、耳と二陰に開竅すること。したがって「耳に開竅する」が正答。血を主る(主血)は心、魂を蔵するのは肝、発汗を調節するのは心(汗は心の液)あるいは衛気の働きで、いずれも腎ではない。
「気血を化生する臓」を心(血を主る)と取り違えると全体がずれる。気血を「作る」のは脾、血を「めぐらせる」のは心。相剋の向きも、脾が剋すのは腎(土剋水)で、脾を剋すのは肝(木剋土)。五官の配当は肝=目、心=舌、脾=口、肺=鼻、腎=耳。
脾は運化(水穀の精微と水湿)、統血、昇清を主り、四肢・肌肉を主り、口に開竅し唇に華を表す。腎は蔵精、主水、納気を主り、骨を主り髄を生じ、髪に華を表し、耳と二陰に開竅し、志を蔵する。相剋関係の臨床応用として、脾が強すぎて腎を剋しすぎれば相乗、腎虚が強く脾を反剋すれば相侮となる。
「気血を化生する臓」→「剋する臓」→「その特徴」の三段変換。どこか一段ずれると別の肢に着く。解法は、(1) 気血を化生=脾=土、(2) 土剋水=腎、(3) 腎=耳に開竅。
気血を化生するのは脾で、五行では土。土剋水により脾が剋すのは腎。腎は精を蔵し水を主り、骨を主り髄を生じ、髪に華を表し、耳と二陰に開竅する。したがって正しいのは「耳に開竅する」。血を主るは心、魂を蔵するは肝、発汗の調節は心と衛気で、いずれも腎ではない。三段変換は一段ずつ確定して進む。