全身の陽気を主る臓腑と表裏関係にある臓腑の生理作用はどれか。
正答:1
正答:1
全身の陽気を主るのは心。心と表裏をなすのは小腸で、小腸の生理作用は受盛(胃から水穀を受け入れる)。正答は1。
心を「陽気の根源」と同定し、表裏の腑(小腸)へ進み、その生理作用の用語を選べるか。他の3語はそれぞれ肺・胃・腎の作用。
心は五行では火で、五臓のうち最も陽性が強く(陽中の陽)、生体に熱を配る陽気の根源とされる。君主の官として臓腑を統括し、血脈と神志を主る。その心と表裏をなす腑は小腸。小腸の生理作用は、胃から降ろされた水穀を受け入れる受盛、それを変化させる化物、栄養と不要物に分ける泌別清濁。したがって受盛が正答。治節(宣発と粛降の協調を管理・調節する)は肺、降濁(消化物を下へ降ろす)は胃、納気(肺が吸った気を receiving して深く納める)は腎の作用。
「全身の陽気を主る」を腎陽(一身の陽気の根本)と取り違えると、表裏が膀胱になって答えが変わる。設問の言い回しは心の生理特性を指す定型句として扱う。用語は臓と腑を分けて覚える:受盛・化物・泌別清濁=小腸、受納・腐熟・降濁=胃、伝化=大腸、治節・宣発・粛降=肺、納気・蔵精・主水=腎。
心は血脈を主り、神を蔵し、汗を液とし、舌に開竅し、面に華を表す。小腸は受盛の官として化物を主り、清濁を泌別して精微を脾へ、糟粕を大腸へ、余分な水を膀胱へ送る。心と小腸の表裏は臨床では心火が小腸に移る「心移熱於小腸」(口舌のびらんと尿の濃赤・排尿痛)として現れる。
「全身の陽気を主る臓腑」→「表裏の臓腑」→「その生理作用」の三段。用語だけを4つ並べるので、臓腑と用語の対応表が要る。解法は、(1) 全身の陽気=心、(2) 心の表裏=小腸、(3) 小腸=受盛。
全身の陽気を主るのは心で、心と表裏をなすのは小腸。小腸の生理作用は受盛(胃から水穀を受け入れる)、化物、泌別清濁。したがって受盛が正答。治節は肺、降濁は胃、納気は腎の作用で、それぞれ表裏の腑は大腸・脾・膀胱。臓腑と生理作用の用語を対にして覚えると三段変換で解ける。