問126
透熱灸を避けるべき経穴はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:2
正答:2
顔面部への透熱灸は瘢痕が残る。正答は2。
施術を避けるべき部位を、経穴の所在から判断できるか。
透熱灸は艾を直接皮膚の上で燃やすため、瘢痕を残すおそれがある。教科書は禁鍼穴・禁灸穴について、無条件に使用を禁ずるのではなく慎重かつ安全に使用することが求められる経穴としたうえで、眼球や乳頭部などは施術を避けるべきとしている。設問の4つのうち顔面部にあるのは瞳孔線上で鼻翼下縁と同じ高さにある胃経の経穴で、ここに瘢痕を残す施術は避ける。したがって記述2が該当する。
禁灸の判断は、深部の危険な構造だけでなく、瘢痕が残ったときに問題になるかどうかでも決まる。顔面部と露出する部位は避けるという考え方である。深部に何があるかだけで判断しない。
教科書は、禁鍼穴・禁灸穴の多くが重要な臓器や大動脈の付近、生理的に影響を受けやすい部位、化膿しやすい部位、出血しやすい部位と考えられるとしている。現代では鍼治療用具の改良や解剖生理学的な知識の進歩により危険性は軽減されているが、大きな神経や血管、深部に内臓が所在するところはより慎重に施術することが求められる。
頭頸部の経穴を4つ並べ、露出部を1つ混ぜる。解法は、(1) 各穴の部位を書く、(2) 顔面部かどうかを見る、(3) 瘢痕が問題になるものを選ぶ。
透熱灸を避けるべきは巨髎。顔面部にあり瘢痕が外見に影響する。百会・天柱・角孫は頭髪や衣服に覆われる部位にある。