頭部の神経痛と局所治療穴の組合せで正しいのはどれか。
正答:4
正答:4
瘈脈は耳の後ろにあり大耳介神経の領域。大耳介神経痛との組が成立する。残る3組は経穴の位置する神経支配域と病名がずれている。正答は4。
頭頸部の皮膚がどの神経に支配されるかを部位ごとに言え、経穴の位置と突き合わせられるか。
局所治療穴は、痛みの走る神経の支配域に取る。頭頸部の皮膚感覚は、前方から三叉神経の3枝、後方は頸神経由来の大後頭神経・小後頭神経・大耳介神経が分担する。大後頭神経は後頭部の正中寄りで、天柱のあたり。小後頭神経は後頭部の外側から耳の後上方で、完骨のあたり。大耳介神経は耳介とその周囲で、耳の後ろにある瘈脈の領域。太陽は側頭部にあり、ここの皮膚は三叉神経第3枝(下顎神経)の耳介側頭神経が支配するので、第1枝の三叉神経痛には合わない。したがって成立するのは大耳介神経痛と瘈脈の組だけ。
完骨と天柱が入れ替えてある。天柱は後正中線に近く大後頭神経、完骨は乳様突起の後ろで小後頭神経と、内側か外側かで分かれる。大後頭神経は正中寄り、小後頭神経は外側寄り、大耳介神経は耳介まわりという順で外へ並ぶことを押さえる。
頭頸部の皮膚知覚:三叉神経第1枝(眼神経)=前額・上眼瞼、第2枝(上顎神経)=下眼瞼・頬・上唇、第3枝(下顎神経)=側頭部・下顎・下唇。頸神経叢の皮枝=小後頭神経(後頭部外側)、大耳介神経(耳介と耳下部)、頸横神経(前頸部)、鎖骨上神経(鎖骨上部)。頸神経後枝=大後頭神経(後頭部正中寄り)、第3後頭神経。後頭神経痛では天柱・風池・完骨などが用いられる。
隣り合う神経支配域の経穴を入れ替えて誤肢を作る。解法は、(1) 各神経の支配域を内側から外側の順に並べる、(2) 各経穴がどの帯に入るかを決める、(3) 一致する1組を選ぶ。
局所治療穴は痛みの走る神経の支配域に取る。瘈脈は耳の後ろで大耳介神経の領域なので、大耳介神経痛との組が成立する。太陽は側頭部で三叉神経第3枝の領域なので第1枝の神経痛には合わず、完骨は小後頭神経、天柱は大後頭神経の領域なので、2と3は入れ替わっている。神経の支配域を内側から外側の順に並べて確認する。