低周波鍼通電療法の安全対策で正しいのはどれか。
正答:2
正答:2
低周波鍼通電療法は、刺入した鍼に低周波の電気を流す方法である。通電を行うと鍼が腐食しやすく、腐食は断線につながるため、使用する鍼は腐食を考慮して20号鍼以上のステンレス製の単回使用鍼を用いる。安全対策の核心は「腐食・断線を防ぐ鍼材質の選択」であり、選択肢2が正しい。
低周波鍼通電療法を安全に行うための条件として『正しい』ものを1つ選ぶ問題。鍼に電気を流すという特殊性から生じるリスク(鍼の腐食・断線など)への対策が問われている。
鍼電極低周波治療では、通電に伴う電気分解、鍼の腐食および折鍼の危険を考慮する。安全指針では、JISに適合する単回使用のステンレス鍼を用い、直径0.20 mm以上を選ぶことが推奨されている。ここで「低周波」はパルスの繰返し周波数を表す語であり、波形や直流成分の有無を意味しない。機器の出力波形、直流成分、パルス幅、繰返し周波数は別々に確認し、電解腐食を起こしやすい直流パルス電流は鍼通電に用いない。したがって、公式公表解答の選択肢2を維持する。
「低周波」を「直流成分がない」と読み替えない。周波数、出力波形、直流成分、パルス幅は別の特性である。鍼材質と太さの推奨に加え、直流成分による電解腐食の危険を分けて整理する。
鍼通電に20号以上の太めの鍼を使う理由も腐食・断線対策に直結する。細い鍼ほど腐食による断線リスクが相対的に高まるため、太さと材質(ステンレス)の両面で安全性を確保している。適応は疼痛性疾患などとされる。
『正しいのはどれか』型では、もっともらしい操作手順(出力・電極配置・波形)を並べて受験者を惑わせる。教科書で確実に裏が取れる物理的事実(鍼材質=ステンレス・腐食対策)を先に確定させ、それを正答に据えるのが安全。
低周波鍼通電療法=刺入した鍼に低周波の電気を流す療法。通電は鍼を腐食させ、腐食は断線につながるため、ステンレス製・20号以上・単回使用の鍼を用いる。適応は疼痛性疾患など。安全対策で確実に言えるのは『耐食性のあるステンレス鍼を使う』ことであり、これが本問の正答。