鍼施術に関する衛生管理で正しいのはどれか。
正答:4
正答:4
鍼施術の衛生管理(感染対策)の総合問題。施術野の消毒に用いる消毒薬、手指衛生の方法、単回使用毫鍼の扱い、再使用鍼の処理について、教科書の標準予防策の記載を根拠に正誤を判定する。
鍼施術の衛生管理に関する4つの記述から、正しいものを1つ選ぶ問題。施術野消毒薬・手指衛生法・単回使用鍼の扱いの知識が問われている。
教科書は施術野の消毒について『消毒用エタノール(76.9〜81.4 vol%)または70 vol%イソプロピルアルコールを使用する』と明記。70%イソプロピルアルコール(イソプロパノール)は施術野消毒の正しい消毒薬である。
『洗浄』と『洗浄消毒』、『スワブ法(清拭法)』と『ラビング法(擦式法)』、『ベースン法(浸漬法)』など用語が紛らわしい。再使用鍼は洗浄だけでなく消毒(または滅菌)が必要、手指消毒の主流はラビング法でベースン法は廃止、と区別する。
教科書の整理:施術野消毒=消毒用エタノール(76.9〜81.4 vol%)または70 vol%イソプロピルアルコール、使えなければ低水準消毒薬(クロルヘキシジン、ベンザルコニウムなど)。手指衛生=目に見える汚れがあれば流水と石けん、なければ速乾性擦式アルコール製剤でラビング法。鍼具=刺入目的の毫鍼・皮内鍼・円皮鍼は滅菌済み単回使用が推奨、再使用前提の刺入鍼は洗浄・滅菌、刺入を目的としない再使用鍼(錠鍼・いちょう鍼・ローラー鍼など)は洗浄消毒。
正しそうな消毒・洗浄の語を組み合わせて、工程を一段抜く(洗浄のみ)・廃止された方法(ベースン法)・不要な処置(単回使用鍼をスワブ)を混ぜる引っかけ。教科書の記載どおりの濃度・方法名で照合する。
標準予防策の要点を復習:施術野消毒の消毒薬と濃度、手指衛生(流水・石けん vs ラビング法、ベースン法は廃止)、清拭法(スワブ法)と擦式法(ラビング法)の違い、鍼具の扱い(刺入鍼は滅菌済み単回使用推奨/再使用刺入鍼は洗浄・滅菌/非刺入再使用鍼は洗浄消毒)を整理する。