問172
無痕灸で主に輻射熱を用いるのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:3
正答:3
灸の熱の移動様式(輻射熱・伝導熱)と灸法の対応を問う問題。艾条灸(=棒灸)は主に輻射熱で温熱刺激を与える無痕灸である。
無痕灸のうち、主として輻射熱で温熱刺激を与えるのはどれかを問うている。
艾条灸は棒灸の別名である(教科書:棒灸は艾条灸ともいう)。棒灸はモグサを和紙などで棒状に包み、患部から離して燃焼させ輻射熱で温熱刺激を与える。教科書は熱の移動様式の分類で『隔物灸は伝導熱、棒灸や箱灸は輻射熱、温筒灸や台座灸は輻射熱と伝導熱、灸頭鍼はおもに輻射熱』とする。したがって艾条灸(棒灸)は主に輻射熱。
熱の移動様式の整理:隔物灸(塩・味噌等)=伝導熱、棒灸/箱灸=輻射熱、温筒灸/台座灸=輻射熱+伝導熱、灸頭鍼=おもに輻射熱。棒灸=艾条灸という別名を知らないと選べない。
棒灸はモグサを和紙で棒状に包み一端を燃焼させ遠隔から患部を温める。患部から離すため伝導でなく輻射が主体になる。温筒灸・台座灸は筒や台座を熱が伝わるため伝導熱の要素も加わる(隔物灸の要素ももつ)。
『艾条灸』という別名で棒灸を指す点を見抜けるかが鍵。名称が変わっても実体は棒灸=輻射熱。隔物灸(伝導熱)を選ばせない。
熱の移動様式で灸を整理。輻射熱=棒灸(艾条灸)・箱灸・灸頭鍼。伝導熱=隔物灸(塩灸・味噌灸など)。輻射熱+伝導熱=温筒灸・台座灸。本問で主に輻射熱の無痕灸は艾条灸(棒灸)。