問176
施灸時の熱刺激を伝える一次求心性神経線維はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:4
正答:4
灸刺激(モグサ燃焼による温熱刺激)を受容・伝導する一次求心性神経線維の種類を問う問題。教科書では、灸刺激は原則として温熱刺激であり、有髄Aδ線維(Ⅲ群)と無髄C線維(Ⅳ群)が温度刺激・痛み刺激の情報を中枢へ伝える。選択肢ではⅢ群がなくⅣ群が該当する。
施灸時の熱(温熱)刺激情報を伝える求心性線維を、Ⅰa/Ⅰb/Ⅱ/Ⅳ群から1つ選ぶ。
モグサを使用する灸刺激は温熱刺激である。温度刺激・痛み刺激の情報は、有髄Aδ線維(Ⅲ群線維)や無髄C線維(Ⅳ群線維)が侵害受容器・温度受容器の興奮として中枢へ伝える。選択肢にⅢ群がないため、温熱刺激を伝える線維としてⅣ群線維(無髄C線維)が正答となる。
Ⅰa群・Ⅰb群はいずれも有髄Aα線維(深部感覚=伸張・腱)に属し、温度・痛みとは無関係。温熱を伝えるのはⅢ群(Aδ)・Ⅳ群(C)であることを混同しないこと。
有髄Aδ線維(Ⅲ群)と無髄C線維(Ⅳ群)は侵害受容器・温度受容器の興奮を伝える。温線維はおもに無髄C線維(一部Aδ)、冷線維は無髄C線維またはAδ線維。施灸の熱刺激は温熱刺激として温度受容器・侵害受容器を興奮させ、その情報をⅣ群(C)線維が伝導する。
Ⅰa/Ⅰb/Ⅱ群(太い有髄線維=深部感覚・触圧)を並べ、唯一の細い線維Ⅳ群が正答という構成。線維の太さ=伝導速度=閾値の順序を理解していれば消去できる。
感覚神経線維分類表(Ⅰa筋紡錘/Ⅰb腱受容器/Ⅱ低閾値機械受容器/Ⅲ高閾値機械熱受容器・冷温覚/Ⅳポリモーダル受容器・温冷覚)を覚え、刺激様式(機械/温度/化学)と受容器・線維群の対応を結びつける。灸刺激=温熱刺激=温度受容器・侵害受容器の興奮という流れを押さえる。