透熱灸による局所炎症反応で最も早期の反応はどれか。
正答:2
正答:2
炎症反応は一定の経過をたどる。①血管拡張による血流量増加、②血管透過性の亢進による血漿成分の漏出、③多核白血球(好中球)を中心とする細胞成分の血管外遊走(急性の炎症細胞浸潤)、④単核球(リンパ球・マクロファージ)を中心とする細胞成分の遊走(慢性炎症細胞浸潤)、⑤組織修復、の順。選択肢のうち最も早期に起こるのは『血管透過性の亢進』。
炎症の一連の経過のうち、選択肢の中で『最も早く起こる』ものを問う時系列問題。血管反応(早期)→好中球(急性期)→単核球(慢性期)の順序が答えの根拠。
炎症は時間経過とともに進行する生体防御反応で、血管反応(拡張・透過性亢進)が先行し、次に好中球(多核白血球)の遊走、その後に単核球(リンパ球・マクロファージ)の遊走へと続く。血管透過性亢進は血漿成分の漏出を起こす早期反応である。
『活性化』『浸潤』という細胞の動きに目がいくと迷うが、炎症の時系列は『まず血管が反応(拡張・透過性亢進)→次に細胞が出てくる』。細胞のなかでも好中球(急性)が先、リンパ球・マクロファージ(慢性)が後。選択肢の中で唯一の血管反応である『血管透過性亢進』が最も早期、と整理する。
炎症の5段階:①血管拡張・血流量増加 ②血管透過性亢進・血漿漏出 ③多核白血球(好中球)遊走=急性炎症細胞浸潤 ④単核球(リンパ球・マクロファージ)遊走=慢性炎症細胞浸潤 ⑤血管新生・組織修復。好中球は急性期、マクロファージ・リンパ球は慢性期の主役という時相の違いが鍵。透熱灸は急性炎症を引き起こすので、まず血管反応が立ち上がる。
細胞名(好中球・リンパ球・マクロファージ)を3つ並べ、唯一の血管反応(血管透過性亢進)を最早期として選ばせる。『細胞より血管反応が先』『好中球→単核球の順』の2原則で解ける。
炎症の進行を時系列で:血管反応(拡張→透過性亢進)が真っ先に立ち上がり、続いて好中球が遊走(急性炎症細胞浸潤)、その後に単核球=リンパ球・マクロファージが遊走(慢性炎症細胞浸潤)し、最後に血管新生・組織修復。『血管が先・細胞が後』『好中球が先・単核球が後』を押さえれば、最早期=血管透過性亢進、最も遅い=リンパ球/マクロファージ浸潤と判断できる。