問15
細胞分裂時に消失するのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:1
正答:1
細胞は細胞周期(G1→S→G2→M期)を回って分裂する。分裂が起こるM期はさらに前期・中期・後期・終期に分かれ、前期で核膜が消失する。これと入れ替わるように、核内の染色質が凝集して染色体として姿を現す。
細胞分裂時に『消失する』構造を選ぶ問題。消える核膜(仕切り)と、現れる染色体(中身)の逆向きの動きを区別できるかが問われる。
普段、核内のDNAは染色質として核膜に包まれている。細胞分裂の前期に入ると、まず核膜が消失する。同時に染色質が凝集してX状の染色体となり、中心体が両極へ分かれて紡錘糸を出し、染色体と結びつけるようになる。核膜が消えることで、細胞質側の紡錘糸が染色体に働ける状態になる。
前期は『核膜が消えて、中身(染色体)が出てくる』段階。核膜(仕切り)と染色体(中身)は逆向きに動くため、『分裂で目立つ染色体』を消失するものと取り違えやすい。『消える=核膜』『現れる=染色体』とセットで覚える。
分裂周期の流れ:前期=核膜消失・染色体出現・中心体が両極へ/中期=染色体が赤道面に一列に並ぶ(紡錘糸が付着)/後期=染色体が両極へ分かれる/終期=核膜が再形成され細胞質が分裂し2個の娘細胞になる。核膜は前期で『消え』、終期で『再び現れる』。出題では『核膜が消えるのはいつか(前期)』『染色体が赤道面に並ぶのはいつか(中期)』が頻出。
『細胞分裂で目立つもの=染色体』を、消失するものと誤認させる。中心小体・ミトコンドリアは存続する細胞小器官であり、消失候補ではない。
細胞周期(G1/S/G2/M)と分裂周期(前期/中期/後期/終期)を順に声に出して説明する。特に『前期で核膜が消失し、染色質が凝集して染色体が現れる』『中期で染色体が赤道面に並ぶ』を言語化できるか確認する。