問17
骨盤隔膜の主体をなすのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:2
正答:2
骨盤の底(骨盤下口)は骨そのものでは塞がっておらず、そこを筋肉が膜のように張って蓋をしている。その蓋(骨盤隔膜)の中心的な筋が肛門挙筋である。
骨盤の出口を塞ぐ筋の層(骨盤隔膜)の主体=大部分を占める筋はどれかを問うている。
講義では『骨盤の底は骨として何もない→せき止めるための筋肉がくっつく→肛門挙筋という形で骨盤底部を塞ぐ』と説明される。男性では肛門と尿道、女性では尿道・腟・肛門がこの底を貫くため、筋には穴があるが、その筋層の主体が肛門挙筋である。
『骨盤底にある筋』はどれも骨盤底部に関わるが、層が違う。骨盤隔膜(深い筋層)の主体=肛門挙筋、その下(会陰側)に会陰部の筋(深会陰横筋など)、肛門周囲に括約筋、という上下関係を区別する。
講義では骨盤底を下から見ると尾骨・恥骨・坐骨結節でひし形をなし、坐骨結節を結ぶ線より前を尿生殖三角(男=尿道、女=尿道と腟)、後ろを肛門三角(男女とも肛門)と分けると説明される。この底を塞ぐ筋層の主役が肛門挙筋である。
『骨盤底に関係する筋』を並べて、層の違い(骨盤隔膜か会陰か括約筋か、側壁の筋か)を取り違えさせる出題。骨盤隔膜=肛門挙筋、と直結させて覚える。
骨盤の底(骨盤下口)は骨では開いており、肛門挙筋が膜状に張って蓋(骨盤隔膜)をなす。これが骨盤隔膜の主体。下から見るとひし形で、坐骨結節を結ぶ線より前が尿生殖三角、後ろが肛門三角。会陰部の筋(深会陰横筋)はさらに下層、外肛門括約筋は肛門周囲、内閉鎖筋は側壁の筋で、いずれも骨盤隔膜の主体ではない。