問18
下腿の筋で腱が内果の後下方を通るのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:3
正答:3
内果(内くるぶし)の後下方には屈筋支帯(足根管)があり、その下を後脛骨筋・長趾屈筋・長母趾屈筋の3腱と後脛骨動脈・脛骨神経が通る。選択肢で内果の後下方を通るのは後脛骨筋。
腱が内果の後下方(足根管)を通る下腿の筋を1つ選ばせる、腱の走行を問う問題。
講義(下腿の筋群)では、脛骨後面の長趾屈筋・腓骨後面の長母趾屈筋・両者の間の後脛骨筋の3つが並んで内果の後ろを通り、屈筋支帯(足根管)のトンネルをくぐって足底へ向かうと説明される。3腱とともに後脛骨動脈・脛骨神経も同じトンネルを通る。これが内果後下方を通る腱の正体。
『内果の後ろ=屈筋群(足根管)』『外果の後ろ=腓骨筋群』を取り違えやすい。さらに、長母趾屈筋(内果後・足根管)と長母趾伸筋(前面・伸筋支帯)の混同に注意。設問の選択肢4は伸筋なので前を通る。
内果後方を通る屈筋群はゴロ『後ろから前へ:後脛骨筋・長趾屈筋・長母趾屈筋+後脛骨動脈・脛骨神経』で整理できる。屈筋支帯下のトンネルを足根管と呼び、ここで脛骨神経が圧迫されると足根管症候群(土踏まず~足底のしびれ)が起こる、と講義でも重要構造として強調されている。
内果↔外果すり替え、および屈筋↔伸筋すり替えの二重トラップ。腓骨筋(外果後)と母趾伸筋(前面)を混ぜ込み、内果後を通る屈筋群(後脛骨筋ら)を見抜けるかを試す。
足首を内側・外側・後方・前面に分けて腱の通り道を整理する。内果後方=屈筋支帯(足根管)に後脛骨筋・長趾屈筋・長母趾屈筋+後脛骨動脈・脛骨神経、外果後方=腓骨筋群、後方正中=アキレス腱、前面=伸筋支帯(前脛骨筋・長母趾伸筋ら)。足根管症候群の臨床も併せて押さえる。