問30
筋原線維に含まれ、筋収縮に重要な蛋白質はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:3
正答:3
筋原線維の中で細いフィラメントをつくり、収縮に直接関わるのがアクチン。正答は3。
蛋白質の名前を、働く場所ごとに言い分けられるか。
筋原線維は、太いフィラメントと細いフィラメントが規則正しく並んだ構造である。細いほうの主成分がアクチンで、太いほうの主成分がミオシン。収縮では、ミオシンの頭がアクチンをつかんで手繰り寄せる。したがって筋原線維に含まれ収縮に直接関わるのはアクチンである。誤肢はいずれも別の場所で働く蛋白質である。アルブミンは血液の中にあって浸透圧を保ち、物質を運ぶ。ペプシンは胃で蛋白質を分解する酵素で、もとになるペプシノゲンが塩酸によって働ける形に変わる。グロブリンは血液の中の蛋白質の一群で、免疫グロブリンとして抗体の役割を担うものが含まれる。
蛋白質の名前はどれも似た響きなので、働く場所と対にして覚える。筋ならアクチンとミオシン、血液ならアルブミンとグロブリン、消化ならペプシンとアミラーゼとリパーゼ、という具合に系統ごとにまとめると混ざらない。
細いフィラメントには、アクチンのほかに、つかむ場所をふさぐ蛋白質と、カルシウムが結びつくと形を変えてふさぎを外す蛋白質が組み合わさっている。だからカルシウムが放出されて初めてミオシンの頭がアクチンをつかめるようになる。血液中の蛋白質は、アルブミンが浸透圧の維持、グロブリンが免疫と物質の運搬、フィブリノゲンが凝固を担う。
蛋白質を4つ並べ、系統の違うものを混ぜる。解法は、(1) 各蛋白質が働く場所を割り当てる、(2) 問われた場所のものを選ぶ、(3) 系統が違うものを除く。
筋原線維で収縮に関わるのはアクチン。アルブミンとグロブリンは血液の蛋白質、ペプシンは胃の酵素で、いずれも系統が違う。働く場所と対にして覚える。