免疫にかかわる細胞について正しいのはどれか。
正答:4
正答:4
好中球は細菌を飲み込んで殺す。正答は4。
白血球の種類ごとに、免疫の中で何をするかを言えるか。
白血球は種類ごとに役割が違う。好中球は数が最も多く、細菌が入ってきた場所へ真っ先に集まり、飲み込んで分解酵素で殺す。この飲み込む働きが食作用である。したがって記述4が正しい。誤肢は3つとも役割の取り違えである。抗体を作るのはB細胞が成熟した形質細胞であって、単球ではない。単球は組織へ出るとマクロファージになり、食作用と、取り込んだ異物の一部をリンパ球に見せる働きを担う。抗原を見せるのはこのマクロファージや樹状細胞で、好酸球ではない。好酸球は寄生虫への対応とアレルギーに関わる。形質細胞に分かれるのはB細胞であって、好塩基球ではない。好塩基球はヒスタミンなどを蓄えており、アレルギーで放出する。
好中球・好酸球・好塩基球は名前が似ているので、それぞれの相手を対にする。好中球は細菌、好酸球は寄生虫とアレルギー、好塩基球はヒスタミンの放出。リンパ球の系統も、B細胞が抗体、T細胞が感染細胞の破壊と指示、と分けておく。抗体を作るのは常にB細胞由来という原則が、選択肢1と3を同時に消す。
好中球が細菌を飲み込んだあと、分解酵素の入った袋と融合させて殺す。この過程で働く酵素のひとつがミエロペルオキシダーゼで、骨髄系の細胞がもつため、白血病の型を分ける染色にも使われる。炎症の場に集まる細胞は時間とともに変わり、初期は好中球、その後はマクロファージやリンパ球が主になる。
血球を4つ並べ、役割を互いに入れ替える。解法は、(1) 抗体を作るのはB細胞由来と決めておく、(2) 食作用をもつ細胞を挙げる、(3) 各血球の相手(細菌・寄生虫・アレルギー)を割り当てる。
好中球は食作用をもつ。抗体を作るのは単球ではなく形質細胞、抗原を見せるのは好酸球ではなくマクロファージや樹状細胞、形質細胞に分かれるのは好塩基球ではなくB細胞。