日内リズムについて正しいのはどれか。
正答:1
正答:1
副腎皮質から出るホルモンは、目覚める前の早朝に最も高くなる。正答は1。
1日の中でいつ高くなるかを、ホルモンごとに言えるか。
体の働きの多くは1日の周期で変動する。副腎皮質から出るホルモンは、起きて活動を始めるための準備として、目覚める前の早朝に最も高くなり、夜にかけて下がっていく。したがって記述1が正しい。誤肢は3つとも時間帯が逆である。メラトニンは暗さに応じて出るホルモンで、夜間に高くなり日中は低い。正午が最も高いということはない。血糖値は食後に上がって食前に下がるので、夕食前は1日の中で低い時間帯にあたる。直腸で測る体温は、夕方に最も高く、睡眠中の明け方に最も低くなる。睡眠中が最も高いという記述は逆である。
「活動に備えるものは活動の前に上がる」「休息に備えるものは休息の前に上がる」と考えると、ホルモンの時間帯は導ける。副腎皮質のホルモンは前者、メラトニンは後者。体温も活動に合わせて日中に高く、休息中に低いという同じ流れになる。
体内の時計は視交叉上核にあり、光の情報を受けて日々調整されている。メラトニンはこの時計の出力として夜に分泌され、眠りを促す。時差や夜勤で光を浴びる時間帯がずれると、この周期が乱れて睡眠と体調に影響する。1日の周期そのものは約24時間より少し長いことが知られており、光による調整で24時間に合わせられている。
1日の中の変動を4つ並べ、時間帯を逆にする。解法は、(1) その物質が活動に備えるものか休息に備えるものかを決める、(2) 備える対象の直前に高くなると考える、(3) 体温と血糖は生活の流れから判断する。
副腎皮質ホルモンは早朝が最も高い。メラトニンは正午ではなく夜間、血糖値は夕食前ではなく食後、体温は睡眠中ではなく夕方が最も高い。活動に備えるか休息に備えるかで向きが決まる。