問34
梗塞について正しいのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:4
正答:4
梗塞は、栄養動脈が血栓や塞栓で急速に閉塞し、その動脈に養われている領域の血流が途絶えて完全な酸素欠乏に陥り、壊死に至った状態。本問は、よく似た他の循環障害(水腫・充血・血栓症)と梗塞の定義を区別できるかを問う。
梗塞の正しい定義を選ぶ。各選択肢が水腫・充血・血栓症・梗塞のどれの定義かを判別する。
教科書によれば梗塞(infarct)は、栄養動脈が血栓や塞栓で急速に閉塞→支配領域の血流途絶→完全な酸素欠乏→壊死。選択肢4『終末動脈が閉塞し支配組織に壊死が生じた状態』がこれに一致する(正答4)。他は、1=水腫(組織間質の液体が異常増加)、2=充血(動脈側から過剰の血液が入りこむ)、3=血栓症(血管内で血液が凝固する現象)の定義。
循環障害の4つの定義をワンセットで区別する。水腫=間質の液体増加、充血=動脈側の過剰流入、血栓症=血管内の凝固、梗塞=動脈閉塞による支配領域の壊死。
教科書梗塞:栄養動脈が血栓・塞栓で急速閉塞→血流途絶→完全な酸素欠乏→壊死=梗塞。終末動脈(吻合の乏しい動脈)の閉塞では側副血行で代償できず梗塞になりやすい。貧血性梗塞(白色:心・脳・腎)と出血性梗塞(赤色:肺等)に分かれる。梗塞巣は肉芽組織で吸収・被包・線維化される。なお水腫・充血・血栓症はそれぞれ独立の循環障害で、定義を取り違えないこと。
似た循環障害の定義をシャッフルして提示する典型問題。『梗塞=動脈閉塞→支配組織の壊死』と固定し、水腫(液体貯留)・充血(過剰流入)・血栓症(血管内凝固)を消去する。
梗塞の定義(栄養動脈の閉塞→血流途絶→酸素欠乏→壊死)を言う。水腫・充血・血栓症の定義と区別する。終末動脈で梗塞が起こりやすい理由(側副血行が乏しい)を説明する。