問37
初感染における免疫応答で最初に血中で上昇するのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:4
正答:4
初めて出会ったときに最初に作られるのは5つ組の大きな抗体。正答は4。
抗体の種類を、作られる順序と役割で言い分けられるか。
抗体は5つの種類に分かれる。初めてその抗原に出会ったときは、まず分子が5つ組になった大きな抗体が作られて血中で上がり、少し遅れて主力となる抗体が上がってくる。同じ抗原に再び出会ったときは、記憶があるので主力の抗体が速く大量に作られる。したがって、初めての感染で最初に上がるのは記述4である。誤肢は役割と時期が違う。粘膜や母乳に多く含まれるもの、アレルギーに関わるもの、主力として遅れて上がるものである。
5つの種類を、量が多い順ではなく役割と時期で覚える。最初に出るのは大きな5つ組のもの、遅れて出て量が最も多く記憶にも関わるのが主力のもの、粘膜と母乳にあるもの、アレルギーに関わるもの、働きがはっきりしないものである。感染してからの時間で、どちらが上がっているかが分かる。
抗体は抗原に結合して働きを妨げるほか、微生物を大食細胞に取り込ませやすくする、補体を活性化して細菌の膜を直接壊すといった働きを持つ。補体は主力の抗体や5つ組の抗体が抗原と結合すると活性化され、標的になった病原体や細胞を壊す。血液中に滲み出た血清の蛋白には免疫の抗体と補体が含まれており、炎症の場で病原体を中和し解毒する働きを担う。
抗体を4つ並べ、時期で選ばせる。解法は、(1) 5種類の役割を書き出す、(2) 初感染と再感染で上がるものを分ける、(3) 初感染で最初のものを選ぶ。
初感染で最初に血中で上昇するのはIgM。IgGは遅れて上がり量は最も多い。IgAは粘膜と母乳、IgEはアレルギーに関わる。