問47
膝関節の前十字靱帯損傷を確認する徒手検査法はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:4
正答:4
膝を軽く曲げて脛を前へ引き出す検査。正答は4。
徒手検査法と、それが確かめる構造を対応づけられるか。
膝の中で脛が前へずれるのを止めているのが前十字の靱帯である。この靱帯が切れると脛が前へ動きやすくなるので、膝を軽く曲げた位置で脛を前へ引き出し、動きの大きさと止まり方を見る。この検査が該当する。したがって記述4が正しい。誤肢は確かめる構造が違う。押しつけたりねじったりして半月板を見るもの、内側へ倒して外側の側副靱帯を見るもの、曲げてねじって半月板を見るものである。
膝の検査は数が多いので、何を確かめるかで3群に分ける。靱帯を見るもの、半月板を見るもの、膝蓋骨を見るものである。靱帯のうち、前へ引き出すのが前十字、後ろへ押すのが後十字、横へ倒すのが側副である。動かす向きと確かめる構造が対応している。
前十字の靱帯は、スポーツで膝をひねったときに切れることが多く、切れた瞬間に音を感じることがある。切れると膝が抜けるような不安定さが残り、放置すると半月板や軟骨を傷めていく。局所へ鍼を刺しても切れた靱帯は戻らないので、手術が必要かどうかの判断を医療機関へつなぐ。周囲の筋の緊張や痛みを和らげる目的での施術は、その判断と並行して行う。
膝の検査を4つ並べ、確かめる構造で選ばせる。解法は、(1) 各検査で動かす向きを書く、(2) 対応する構造を当てる、(3) 前十字のものを選ぶ。
前十字靱帯損傷を確認するのはラックマンテスト。アプレイテストとマクマレーテストは半月板、内反ストレステストは外側側副靱帯。