問49
アトピー性皮膚炎について正しいのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:4
正答:4
アトピー性皮膚炎は、多くは乳幼児期に乳児湿疹として発症し、年齢が進むとともに異なった皮膚症状を呈する広範囲の湿疹性皮膚疾患である(教科書)。治療では日常の生活環境や全身の清潔を保つことが大切とされ、保湿剤やステロイド外用薬を適宜使用する。すなわち日常のスキンケアが治療の柱になる。
アトピー性皮膚炎に関する記述として『正しいもの』を1つ選ぶ問題。アレルギーの型・好発部位・バリア機能・ケアの4観点で正誤を判定する。
教科書は『アレルギー性鼻炎や気管支喘息との合併が多いこと、血清IgE値が高いこと、特異的IgE抗体が存在することなどから、I型アレルギー機序の関与が考えられている』と記載する。治療として『日常の生活環境や全身の清潔を保つことが大切』『保湿剤やステロイド外用薬を適宜使用』とあり、清潔保持・保湿(スキンケア)が重要であることが本文から導かれる。
『アレルギーの型』は I 型(即時型・IgE)であり、Ⅱ型(細胞傷害型)と取り違えやすい。好発部位は『伸側』ではなく関節の屈側(くぼみ)である点が頻出のひっかけ。
教科書の年齢別症状:乳幼児期(〜3歳頃)は顔面・頭部に紅斑・丘疹が出現し体幹・四肢へ拡大、湿潤傾向が強い。幼少児期(4〜10歳頃)は乾燥傾向を示し関節窩に苔癬化。思春期・成人期は乾燥傾向が強い。経過は本来思春期頃までに軽快するが成人へ持ち越すこともある。
『バリア機能が亢進』のように、実際は低下する方向の現象を逆向きに書く逆転トラップ。アレルギーの型をⅠ⇔Ⅱで入れ替える型番トラップ。
アトピー性皮膚炎の成因・症状・治療を、Ⅰ型アレルギーの関与/関節窩の苔癬化/保湿と清潔、の3点で押さえる。湿疹群の一つに位置づけられることもあわせて確認する。