問50
急性糸球体腎炎について正しいのはどれか。
この問題の分類段階2 理解正答の理由や選択肢の違いを整理する問題
正答:1
正答:1
急性糸球体腎炎の基本事項を問う問題。公式正答は『予後は良好である』。
急性糸球体腎炎の予後・好発年齢・補体価・尿所見について正しい記述を選ぶ。
急性糸球体腎炎はA群溶血性連鎖球菌による扁桃腺炎・咽頭炎の1〜3週間後に発病する感染後腎炎。免疫複合体が腎糸球体に沈着し補体が活性化されて腎組織が障害される。経過・予後は『一般に予後は良好で、3カ月以内に完全寛解となる』と記載される。
『溶連菌感染後』という言葉から細菌尿を連想しやすいが、感染部位は扁桃・咽頭であり腎は免疫複合体による障害。補体価は『活性化=消費』で低下する点も要注意。
検査ではBUN・クレアチニン軽度上昇、糸球体濾過率低下、ASO高値、補体価低値。確定診断は腎生検。治療は安静・保温、乏尿期に飲水/塩分/蛋白制限、感染源にペニシリン系抗菌薬。
『補体が活性化される』→補体価上昇と誤読させる。活性化は補体の消費を意味し血清補体価は低下する。
A群溶連菌感染後1〜3週で発症→免疫複合体沈着・補体活性化→血尿/蛋白尿/高血圧/浮腫/乏尿。検査:ASO高値・補体価低値。予後良好・3か月以内に完全寛解。