問53
細菌感染症はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:2
正答:2
病原体が細菌かウイルスかを問う鑑別設問。破傷風のみが細菌(破傷風菌)による感染症で、他はすべてウイルス感染症。
4疾患のうち細菌が原因の感染症を選ぶ。
破傷風は『嫌気性の破傷風菌による急性感染症』で、菌の産生する強力な外毒素が神経行性に中枢神経へ運ばれ、随意筋の痙攣(牙関緊急・後弓反張など)を起こすと教科書に明記される細菌感染症。残りはウイルス由来。
デング熱(デングウイルス)・日本脳炎(日本脳炎ウイルス)・手足口病(エンテロ/コクサッキーウイルス)はいずれもウイルス感染症。破傷風だけが細菌(破傷風菌)。
破傷風は外傷の傷口から侵入した破傷風菌が増殖し、外毒素(神経毒)が中枢神経へ運ばれて発症する。三種混合ワクチン接種で減少したが致命率は平均約50%と高い。破傷風免疫グロブリンで毒素を中和し、ペニシリン系抗菌薬を投与する点も細菌感染症であることを裏づける。
ウイルス性のアルボウイルス感染(デング・日本脳炎)や夏かぜ系(手足口病)に紛れて、唯一の細菌=破傷風を選ぶ。『傷口・痙攣・抗毒素血清・ワクチン』のキーワードは細菌(破傷風)。
細菌かウイルスかの鑑別では、抗菌薬・抗毒素血清・ワクチンが関わる破傷風が細菌、と覚える。破傷風は嫌気性の破傷風菌が傷口から侵入し外毒素で随意筋痙攣を起こす。デング熱・日本脳炎・手足口病はすべてウイルス感染症。