問54
細菌性腸炎の原因菌と食品の組合せで誤っているのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:1
正答:1
細菌性食中毒(細菌性腸炎)の代表的な原因菌と原因食品の組合せから、誤っているものを選ぶ設問。教科書の『おもな細菌性食中毒の特徴』表の原因食品欄が直接の根拠。
原因菌と原因食品の組合せのうち、誤っている1つを選ぶ(誤りを選ぶ設問)。
教科書の一覧では、サルモネラの主な原因食品は『肉・卵・乳とその加工品』。ハチミツはサルモネラの典型食品ではない(ハチミツはボツリヌス菌=乳児ボツリヌス症で問題になる食品)。したがってサルモネラ属―ハチミツの組合せが誤り。
ハチミツはボツリヌス菌(乳児ボツリヌス症)と結びつく食品で、サルモネラではない。腸炎ビブリオ=生魚介類、ブドウ球菌=にぎりめし(折詰め弁当・にぎりめし)、カンピロバクター=鶏肉はいずれも教科書の一覧と合致する正しい組合せ。
細菌性食中毒は感染型(サルモネラ・カンピロバクター・腸炎ビブリオなど)と毒素型(黄色ブドウ球菌・ボツリヌス菌など)に分けられる。黄色ブドウ球菌は100℃30分でも不活化されない耐熱性エンテロトキシンを産生し、にぎりめし等の手指汚染食品で問題になる。ハチミツはボツリヌス菌芽胞の混入により乳児ボツリヌス症の原因となる食品で、サルモネラとは結びつかない。
『誤っているもの』を選ぶ設問。3つの正しい組合せ(生魚介類・にぎりめし・鶏肉)を消去し、食品が不自然なサルモネラ―ハチミツを残す。ハチミツ=ボツリヌスと覚えておくと即断できる。
細菌性食中毒の原因食品は教科書の一覧で暗記する。サルモネラ=肉・卵・乳、腸炎ビブリオ=生魚介類、ブドウ球菌=にぎりめし、カンピロバクター=鶏肉。ハチミツはボツリヌス菌の食品なので、サルモネラ―ハチミツが誤り。