アルツハイマー病の症状で正しいのはどれか。
正答:2
正答:2
アルツハイマー病は徐々に発症し、進行する記憶・認知機能障害を主症状とする変性性認知症である。この設問は、似た用語を持つ他の認知症(脳血管型認知症・ピック病・レビー小体型認知症)との症状の鑑別を問うている。
アルツハイマー病に特徴的な症状を、他の認知症に特徴的な症状(まだら認知症=脳血管型/はぐらかし対応=ピック病/パーキンソン症状=レビー小体型など)から選び分けられるかを問う。
アルツハイマー病では細胞外にアミロイドβ蛋白質が沈着し、細胞内に神経原線維変化が起こり、老人斑が生じ、ニューロンが消失して大脳皮質の萎縮が著明となる。症状は徐々に進行する物忘れ・失見当識・意欲減退とともに頭頂〜側頭葉症状がみられ、物忘れから物とられ妄想が発展したりする(教科書記載)。
「まだら認知症(脳血管型)」「はぐらかし(ピック病)」「パーキンソン症状(レビー小体型/アルツハイマーは末期のみ)」を取り違えやすい。各認知症の核となる1語を結びつけて覚える。
教科書では、アルツハイマー型認知症の臨床診断は「失行・失認症状や視空間失見当(行きつけの場所がわからなくなる)がみられれば」つくとされる。末期には音誦症・小幅歩行・パーキンソン様姿勢・痙攣発作がみられるが、これは末期所見であり初期からのパーキンソン症状ではない点が、レビー小体型との鑑別ポイントになる。
各認知症に特徴的なキーワードを別の認知症に紐づける入れ替え型の選択肢。1語1疾患の対応を崩して出題される。
認知症4疾患(アルツハイマー型/脳血管型/ピック病/レビー小体型)を、それぞれの核となる症状・病態(アミロイドβ+神経原線維変化/ラクナ梗塞多発・段階様増悪・まだら/前頭・側頭葉萎縮ピック小体・人格障害先行はぐらかし/レビー小体・幻視パーキンソン)で1枚に整理する。