骨粗鬆症患者で最も骨折が起こりにくい部位はどれか。
正答:4
正答:4
骨粗鬆症は骨量の減少と骨微細構造の変化のために骨がもろくなり、しばしば骨折と変形を起こす。骨粗鬆症による骨折には好発部位があり、これを覚えていれば『好発部位でない=起こりにくい部位』を消去法で選べる。
骨粗鬆症の骨折好発部位を4つの中から見分け、そこに含まれない(=最も起こりにくい)部位を1つ選ぶ問題。
骨粗鬆症では骨量減少により軽微な外力でも骨折が起こる。教科書が挙げる好発部位は、①橈骨遠位端骨折(手首:コーレス骨折等)、②上腕骨近位端骨折(肩)、③脊椎(圧迫)骨折(腰椎と胸椎の移行部、腰椎、胸椎)、④大腿骨頚部骨折の4部位。診断基準でも脆弱性骨折の骨折部位として脊椎・大腿骨頚部・橈骨遠位端・その他が挙げられる。踵骨は荷重で圧縮には強く、この好発部位リストに含まれない。
『起こりにくい部位』を問う否定的設問。好発部位(橈骨遠位端・上腕骨近位端・脊椎・大腿骨頚部)を1セットで暗記しておけば、それに含まれない踵骨を即座に選べる。橈骨『遠位』部と大腿骨『近位(頚部)』部の語の組み合わせに注意。
骨粗鬆症の好発骨折部位は『手首(橈骨遠位端)・肩(上腕骨近位端)・背骨(脊椎圧迫)・股(大腿骨頚部)』。これらは皮質骨が薄い/海綿骨優位で荷重・転倒外力がかかりやすい部位という共通点を持つ。脊椎の後彎変形は内臓圧迫による肺の低換気・肺炎・逆流性食道炎・便秘・食欲不振など二次的合併症も招く。骨折防止には薬物療法(エストロゲン・ビタミンD・ビスフォスフォネート)と運動療法(不動性骨粗鬆症の防止)が挙げられる。
好発部位の4点セットを暗記していれば易しいが、『最も起こりにくい』という否定形に気づかず、好発部位(橈骨遠位など)を反射的に選ぶと誤答する。選択肢の中で1つだけ好発リスト外=踵骨を探すのがコツ。
骨粗鬆症の脆弱性骨折は『手首・肩・背骨・股』の4部位を中心に覚える。教科書の好発部位(橈骨遠位端・上腕骨近位端・脊椎圧迫・大腿骨頚部)と診断基準の脆弱性骨折部位(脊椎・大腿骨頚部・橈骨遠位端・その他)を結びつけ、踵骨はこの枠外であることを押さえる。