問70
かぜ症候群について正しいのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:1
正答:1
かぜ症候群は上気道の急性カタル性炎症の総称で、原因の90〜95%はウイルスである。感染経路は原則的に飛沫感染で、症状は軽微なため通常は対症療法で十分、抗菌薬は原則不要である。
かぜ症候群の原因(ウイルスか)・呼吸音異常の有無・感染経路・抗菌薬使用の要否について正しい記述を選ばせている。
教科書に『かぜ症候群の原因はウイルス、細菌、マイコプラズマなどがあるが、90〜95%はウイルスによるもの』と明記され、選択肢1が正しい。
感染経路で『空気感染(結核など)』と『飛沫感染(かぜ・咳由来の唾液粒子)』を混同しやすい。かぜは飛沫感染。抗菌薬は二次感染予防が必要な高齢者・重篤基礎疾患患者に限られる。
教科書ではかぜに関与するウイルスの頻度として、ライノウイルス約30%、アデノウイルス群10〜15%、コロナウイルス10%前後、未知のウイルス30〜40%、細菌(連鎖球菌群)の関与は5%程度とされる。予防は患者・家族のマスク着用、食器の専用使用、うがい・手洗い。
感染経路を『空気感染』とすり替える、抗菌薬を主治療とする、初期から呼吸音異常があるとするのが定番のひっかけ。かぜ=ウイルス・飛沫感染・対症療法を核に判断する。
かぜ症候群は上気道の急性カタル性炎症で、原因の大半はウイルス(ライノ・アデノ・コロナ等)。鼻症状と咽喉頭症状が主で、対症療法(安静・水分栄養)が基本。飛沫感染するためマスク・手洗いで予防。二次的に細菌性肺炎を合併することがあり、高齢者・基礎疾患患者では抗菌薬投与を考慮。