脳卒中に対するブルンストロームステージで「共同運動がわずかに出現し、痙縮が出始める段階」はどれか。
正答:2
正答:2
力がまったく入らない状態から、わずかにまとまった動きが出て硬さが出始める段階が第2段階。正答は2。
脳卒中後の麻痺の回復を、段階ごとの特徴で並べられるか。
脳卒中のあとの麻痺は、決まった順序で回復していく。まったく動かない完全な麻痺から始まり、次にいくつかの筋がまとまって一緒に動く形が出てきて、同時に筋の硬さも出始める。その後、まとまった動きが十分に出るようになり、やがてその型から外れた動きが少しずつできるようになり、最後には正常に近い分離した動きと速さが戻る。したがって、わずかにまとまった動きが出て硬さが出始める段階は第2段階にあたる。誤肢は段階が違う。第1段階はまったく動かない時期、第4段階はまとまった動きの型から外れた動きが出始める時期、第6段階はほぼ正常に近い動きが戻った時期である。
筋の硬さは段階の進行とともに増え続けるのではなく、途中でピークを迎えてから減っていく。第2段階で出始め、第3段階で最も強く、第4段階から減り始める。この山型の変化を知らないと、進むほど硬くなると誤解する。
講義では、共同運動を『肘を動かそうと思うと、肘だけでなく肩や手首も連動して動いてしまう』状態として説明する。健常であればそんなことは起こらないが、脳卒中の運動麻痺では頻繁に起こり、本人には制御できない。これと並んで説明されるのが連合反応で、健康な側を動かすと、麻痺した側があたかも自分で動くかのように誘発される現象である。腕相撲で片方に力を入れると反対の手も握ってしまう、というのが健常でも見られる例で、脳卒中後の回復のごく初期によく現れる。段階でいえば、まったく動かない時期の次に連合反応が現れ、続いてまとまった動きが出てくる。訓練の目標も、この型から外れた動きをどう引き出すかへ移っていく。
段階を4つ並べ、記述から選ばせる。解法は、(1) 段階を順に並べて特徴を書き出す、(2) 硬さの山型の変化を確認、(3) 記述と一致する段階を選ぶ。
共同運動がわずかに出現し痙縮が出始めるのはステージⅡ。Ⅰはまったく動かない時期、Ⅳは型から外れた動きが出始める時期、Ⅵはほぼ正常。硬さは第3段階でピークを迎えてから減る。