湯液療法(和漢薬)について正しいのはどれか。
正答:1
正答:1
湯液療法は草木・動物・鉱物といった自然のものからつくられ、生薬を組み合わせて用いる治療法。鉱物性の生薬も実際に用いられる。正答は1。
湯液療法(漢方薬)の基本(生薬の由来、副作用の有無、証に基づく処方、複数生薬の配合)を正しく理解しているか。
湯液療法(和漢薬)は、草木・動物・鉱物といった自然のものからつくられ、さまざまな薬効をもつ生薬を、病態に合わせて配合した方剤(漢方薬)として服用・塗布することで治療する方法。古くから薬物には草・木・虫・石・穀類の五薬があるとされ、石すなわち鉱物性の薬物も含まれる(石膏・牡蛎・竜骨など)。したがって「鉱物を用いる」は正しい。副作用については、甘草による偽アルドステロン症のように実際に生じるので「副作用がない」は誤り。漢方は証(患者の状態の総合判断)に合わせて処方を決めるので「証をたてる必要はない」も誤り。生薬は単独で用いることもあるが、多くは複数を組み合わせて総合的な効果を発揮させる方剤として用いるので「多くは単味で用いる」も誤り。
「自然のものだから副作用がない」という一般的な誤解がそのまま選択肢になっている。鍼灸師が患者に説明する場面でも重要な点なので、副作用は存在すると押さえる。証をたてる必要がないという肢も、弁証論治という漢方の根幹を否定するもので明らかな誤り。
生薬の由来は植物(根・茎・葉・花・種子)、動物(牡蛎・阿膠・蝉退など)、鉱物(石膏・竜骨・芒硝など)。方剤は君臣佐使の配合原則に従って複数の生薬を組み合わせる。同じ病名でも証が異なれば処方を変え(同病異治)、異なる病名でも証が同じなら同じ処方を用いる(異病同治)。鍼灸と湯液はともに弁証論治に基づく点で共通する。
「自然由来=安全」「東洋医学=おおまか」という一般的な誤解を選択肢に置く。解法は、(1) 副作用がない・証が不要という断定は誤りと判断、(2) 単味か複数かを考える、(3) 残る鉱物を選ぶ。
湯液療法(和漢薬)は、草木・動物・鉱物といった自然のものからつくられ、生薬を病態に合わせて配合し、方剤として用いる治療法。古典の五薬(草・木・虫・石・穀類)に石=鉱物が含まれるように、鉱物性の生薬も用いられる。副作用は存在し、証に基づいて処方を決め、多くは複数の生薬を配合する。「自然だから安全」という誤解が選択肢になっている。