医療面接の態度について最も適切なのはどれか。
正答:2
正答:2
医療面接では患者の話を共感的に聴く。座る位置は正面でなく直角、導入は開かれた質問、目指すのはコンプライアンスではなくアドヒアランス。正答は2。
医療面接の基本を、座る位置・質問の型・関係性の3点で押さえているか。3つの誤肢はいずれも「一方向・閉鎖的」な側。
医療面接は情報を集めるだけでなく、信頼関係を作り患者の主体性を引き出す場。座る位置は正面(対面)だと対立的な印象になりやすいので、90度の角度に座るのが勧められる。質問は、導入では「今日はどうされましたか」のように患者が自由に語れる問いかけ、すなわちオープンな質問から入り、必要に応じて「いつからですか」「痛みは鋭いですか」といった閉ざされた質問で絞る。関係性については、コンプライアンスが医療者の指示にどれだけ従うかという一方向の概念であるのに対し、アドヒアランスは患者が納得して主体的に治療へ参加することを指す。現在はアドヒアランスを目指すのが標準。したがって適切なのは共感的傾聴。
アドヒアランスとコンプライアンスは片仮名が似ていて取り違えやすい。コンプライアンス=従う、アドヒアランス=納得して自ら守る、と主語で覚える。質問の型も、自由に語らせるオープンな問いと、はい・いいえで答えさせるクローズドな問いがあり、面接の入口は必ず開かれた側。
医療面接の技法:開かれた質問で語らせ、うなずき・相づち・繰り返し・要約で聴いていることを示し、共感を言葉にする。座る位置は90度法が基本で、机を挟んだ正面は避ける。視線の高さをそろえ、記録に集中しすぎない。閉ざされた質問は症状の性状・時間経過・増悪寛解因子を確定する段階で使う。インフォームド・コンセントは説明と同意、シェアード・ディシジョン・メイキングは意思決定の共有で、いずれもアドヒアランスを支える考え方。
どれも面接に関する記述で、3つを一方向・閉鎖的な側でそろえる。解法は、(1) 各肢が患者の主体性を高めるか下げるかを見る、(2) 高める1つを選ぶ。片仮名の対概念は主語で区別する。
医療面接では共感的に聴くことが基本。座る位置は正面を避けて90度、導入は開かれた質問から入り、目指す関係はコンプライアンス(指示遵守)ではなくアドヒアランス(主体的参加)。誤肢は3つとも一方向・閉鎖的な側にそろえてある。