腰椎前弯の増強を改善する目的で行う体操はどれか。
正答:4
正答:4
ウィリアムス体操は腰痛に対する体操で、腹筋と殿筋を鍛え背筋を伸ばして腰椎の前弯を減らす。正答は4。
体操の名前と対象疾患・目的を一対一で結べるか。4肢とも実在の体操で、対象部位が全部違う。
腰椎の前弯が強いと椎間関節や棘突起間に負担が集中する。前弯を減らすには、骨盤を後傾させる方向、すなわち腹筋と大殿筋を鍛え、短縮した腸腰筋と脊柱起立筋を伸ばす運動を行う。この方針でまとめられたのがウィリアムス体操。腰痛を防ぎ和らげることを狙い、腰椎の前弯を減らす。コッドマン体操は腕を垂らして振る運動で肩関節の可動域改善が目的、バージャー体操は下肢を上げ下ろしする動きを繰り返し末梢の血行を改善する目的で閉塞性動脈硬化症などに用いる、フレンケル体操は視覚を使って運動を反復する失調症への協調運動訓練。
人名のついた体操は、名前から目的が推測できないので暗記が要る。対になるのがマッケンジー体操で、こちらは伸展運動により椎間板性の腰痛を扱い、ウィリアムスの屈曲運動とは方向が逆。前弯を減らすのが屈曲(ウィリアムス)、前弯を保つ・増やすのが伸展(マッケンジー)。
人名のついた主な運動療法:コッドマン体操(肩関節、振り子運動)、ウィリアムス体操(腰椎屈曲)、マッケンジー体操(腰椎伸展)、バージャー体操(末梢循環)、フレンケル体操(失調症の協調運動)、ボバース法・PNF(神経筋促通)。ウィリアムス体操は骨盤傾斜、膝屈曲位での腹筋、ハムストリングスと腸腰筋のストレッチ、スクワットなど7つの運動からなる。
人名の体操を4つ並べ、対象部位を全部変える。解法は、(1) 設問の目的(腰椎前弯の改善)を確認、(2) 各体操の対象部位と目的を出す、(3) 一致するものを選ぶ。名前と目的をセットで暗記していないと解けない類型。
腰椎前弯を減らすには腹筋と殿筋を鍛えて骨盤を後傾させる。この方針の体操がウィリアムス体操で、腰痛を防ぎ和らげるのが目的。コッドマン体操は肩、バージャー体操は末梢循環、フレンケル体操は失調症が対象。伸展方向のマッケンジー体操と混同しないこと。