アレルギー性鼻炎について正しいのはどれか。
正答:4
正答:4
アレルギー性鼻炎では鼻腔内の痒みを伴うことが多い。鼻汁は水様性、鼻閉は両側性、他のアレルギー疾患を合併しうる。正答は4。
アレルギー性鼻炎の3主徴と鼻汁の性状、鼻閉の左右差を、感染性の鼻炎や副鼻腔炎と区別できるか。
アレルギー性鼻炎はⅠ型(即時型)のアレルギーで、抗原が鼻粘膜に付くと肥満細胞からヒスタミンなどが放出される。ヒスタミンが知覚神経を刺激してくしゃみと痒みを起こし、分泌腺を刺激して水のような鼻汁を大量に出させ、血管を拡張させて粘膜を腫らし鼻閉になる。したがって3主徴はくしゃみ・水様性鼻漏・鼻閉で、これに鼻や眼の痒みが加わることが多い。粘り気のある膿性の鼻汁は細菌感染や副鼻腔炎を示す所見で、アレルギー性鼻炎の典型ではない。鼻閉は両側に出るのが普通で、片側性なら鼻中隔弯曲症や鼻茸、腫瘍を疑う。またアレルギー性鼻炎は気管支喘息やアトピー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎を合併しやすい。
鼻汁の性状が最大の識別点で、水様性=アレルギー、粘性・膿性=感染。片側性か両側性かも重要で、アレルギーは全身性の反応なので両側に出る。片側性の鼻閉や血性鼻汁は構造的な異常や腫瘍のサインなので、鍼灸の適応を判断する前に医療機関へつなぐ。
アレルギー性鼻炎は通年性(ダニ・ハウスダスト)と季節性(花粉)に分かれる。診断は症状、鼻鏡所見(蒼白で浮腫状の粘膜)、鼻汁好酸球検査、特異的IgE検査。治療は抗原の回避、抗ヒスタミン薬、鼻噴霧用ステロイド、免疫療法。鍼灸では迎香・印堂・上星・合谷・風池などが用いられる。アレルギーマーチとは、乳児期のアトピー性皮膚炎から食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎へと年齢とともに移り変わる現象。
正しい記述を1つだけ置き、残りを「〜しない」「片側性」といった限定・否定で作る。解法は、(1) 3主徴を思い出す、(2) 鼻汁の性状と左右差を確認、(3) 合併の有無を確認。
アレルギー性鼻炎はⅠ型(即時型)のアレルギーで、ヒスタミンがくしゃみ・水様性鼻漏・鼻閉の3主徴を起こし、鼻腔内の痒みを伴うことが多い。鼻汁は水のようにさらさらで、粘性や膿性なら感染を疑う。鼻閉は両側性で、片側性なら構造的な異常を考える。気管支喘息やアトピー性皮膚炎の合併も多い。