高齢者に対する評価法とその内容の組合せで最も適切なのはどれか。
正答:4
正答:4
ロコモ度テストは同年代と比べて移動能力を評価するもの。他の3組は評価法と測る内容がずれている。正答は4。
高齢者に用いる4つの評価法が、それぞれ何を測るかを言えるか。組合せをずらしてある。
評価法は測る領域が決まっている。タイムドアップアンドゴーテストは椅子から立ち、一定距離を歩いて戻り座るまでの時間を測るもので、移動能力とバランスを評価する。主観的QOLを測るものではない。ファンクショナルリーチテストは立位で腕を前方へ伸ばせる距離を測り、立位の動的バランスを評価する。日常生活動作を測るものではない。バーセル・インデックスが点数化するのは食事・移乗・整容・排泄・入浴・歩行など日常生活動作の自立度で、バランスの検査ではない。ロコモ度テストは立ち上がりテスト・2ステップテスト・ロコモ25の3つからなり、同年代の平均と比べて移動機能がどの段階にあるかを判定する。したがって年齢相応の移動能力という内容と一致する。
2と3が入れ替えられている。ファンクショナルリーチ=立位動的バランス、バーセル・インデックス=日常生活動作という対応を押さえれば、この2つを同時に消せる。同じ第31回で問137、第30回で問136と、評価法の組合せは繰り返し問われている。
高齢者の評価法:認知機能=改訂長谷川式簡易知能評価スケール、MMSE。日常生活動作=バーセル・インデックス、FIM。手段的日常生活動作=老研式活動能力指標。移動能力=タイムドアップアンドゴーテスト、5m歩行速度、ロコモ度テスト。バランス=ファンクショナルリーチテスト、片脚立位時間、Berg Balance Scale。抑うつ=GDS、ハミルトン評価尺度。栄養=MNA。フレイル=改訂日本版CHS基準。
評価法と測る内容を2組だけ入れ替える。解法は、(1) 各評価法が測る領域を書き出す、(2) 選択肢の内容と突き合わせる、(3) 一致する1組を選ぶ。入れ替えは2組セットで起きることが多い。
ロコモ度テストは立ち上がりテスト・2ステップテスト・ロコモ25からなり、同年代と比べて移動機能の段階を判定する。タイムドアップアンドゴーテストは移動能力とバランス、ファンクショナルリーチテストは立位動的バランス、バーセル・インデックスが測るのは日常生活動作の自立度で、2と3は内容が入れ替えられている。