問164
クリーン・ニードル・テクニックの説明として最も適切なのはどれか。
この問題の分類段階2 理解正答の理由や選択肢の違いを整理する問題
正答:3
正答:3
刺鍼部位への病原体侵入と、患者から施術者への曝露の両方を防ぐ清潔操作の核心を問う設問。鍼体に手指を触れない操作が中心概念である。
クリーン・ニードル・テクニック(CNT)の説明として最も適切な記述を1つ選ぶ。
教科書は『刺鍼時および抜鍼時に施術者の手指が鍼体に直接触れぬよう配慮することが望ましい。これは刺鍼部位への病原体の侵入を防ぐことにもつながる』と記載する。やむを得ず触れる場合は医療用手袋・指サック、または滅菌ガーゼ・滅菌カット綿で鍼体を把持する。『鍼体に直接接触せずに一連の刺鍼操作を行う』が、この清潔操作の核心を最も適切に表す。
選択肢2・4は教科書記載に沿った正しい衛生行為だが、設問が問うのは『この操作の核心は何か』。手指消毒・施術野消毒・廃棄物処理はいずれも周辺の衛生手順で、中心概念は『鍼体に直接触れない操作』である点を取り違えやすい。
施術者の手指が鍼体に触れないことは、(1)患者から施術者への血液・体液曝露防止、(2)刺鍼部位への病原体侵入防止、の二方向の感染対策になる。やむを得ず触れる場合は医療用手袋・指サック・滅菌ガーゼ/カット綿で把持する。手指に傷がある場合は必ず個人防護具を使用する。
『最も適切』を問う設問で、いずれも正しい衛生行為を並べ、設問テーマの核心に最も合致するものを選ばせる典型。周辺手順(消毒・廃棄)と中心概念(鍼体に触れない)を切り分ける。
クリーン・ニードル・テクニックの核心は、鍼体に直接触れずに刺鍼から抜鍼までの一連の操作を行うこと。やむを得ず触れるときは滅菌ガーゼやカット綿で鍼体を把持する。手指衛生・施術野の消毒・感染性廃棄物の処理はいずれも感染対策だが、この技法そのものの説明ではない。