問5
海産魚介類の生食により激しい胃痛を起こすのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:4
正答:4
魚に寄生する線虫が胃の壁に食い込み、激しい痛みを起こす。正答は4。
生食による食中毒を、原因となる生物で分けられるか。
海の魚介を生で食べたときに、食べて数時間で激しい胃の痛みが起こるものがある。原因は魚に寄生する線虫で、幼虫が胃の壁に食い込むことで痛みが生じる。したがって記述4が正しい。誤肢は原因や症状が違う。水を介して下痢を起こす原虫、食品中で毒素を作り短時間で吐き気と嘔吐を起こす細菌、動物のし尿による汚染で発熱を伴う急性の胃腸炎を起こす細菌である。
魚介の生食による食中毒には、この線虫のほか、塩分のある環境でよく増える細菌がある。前者は激しい胃の痛みが数時間で出て、後者は上腹部の痛みと下痢と嘔吐が中心になる。症状の型で見分ける。
飲食物に関係する寄生虫には、回虫、鉤虫、蟯虫、アニサキスといった線虫類、肝吸虫や肺吸虫といった吸虫類、無鉤条虫、有鉤条虫、裂頭条虫類といった条虫類がある。条虫類の主な感染源は種類で異なり、無鉤条虫は牛肉、有鉤条虫は豚肉、裂頭条虫類は魚類から感染しうる。腸炎ビブリオは熱に弱く、60℃で10分間の加熱により殺菌される。魚介類を扱った器具や手指から他の食品へ汚染を広げないことも予防に重要である。
原因生物を4つ並べ、症状の型で選ばせる。解法は、(1) 各生物の伝わり方を書く、(2) 魚介の生食によるものを探す、(3) 激しい胃痛のものを選ぶ。
海産魚介類の生食で激しい胃痛を起こすのはアニサキス。クリプトスポリジウムは水系、黄色ブドウ球菌は毒素型、サルモネラは発熱を伴う胃腸炎。