問25
赤血球について正しいのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:3
正答:3
赤血球を真水に入れると、水が中へ流れ込んで破れる。正答は3。
赤血球の作られる場所・核の有無・浸透圧への反応・寿命を言えるか。
細胞の膜は水を通すので、外の液が薄ければ水は濃いほうへ、つまり細胞の中へ流れ込む。真水は塩の濃さがゼロなので、赤血球の中との差が大きく、水が一気に入って膨らみ、やがて膜が破れて中身が出る。これが溶血である。したがって記述3が正しい。誤肢は3つとも誤り。赤血球が作られるのは骨髄で、腎臓はそれを促すホルモンを出す側である。ヒトの成熟した赤血球は核をもたない。核を捨てることで中身の大半をヘモグロビンに使え、変形もしやすくなる。寿命はおよそ120日で、7日ではない。
腎臓と赤血球の関係は「作る場所」ではなく「作らせる指令を出す場所」。腎の働きが落ちると指令が減って貧血になるのはこのためで、これを腎性貧血という。核をもたないという性質も、変形して細い血管を通れることにつながる。数字は120日を覚えておく。
生理食塩水は赤血球の中と塩の濃さがほぼ等しいので、入れても膨らみも縮みもしない。だから点滴や洗浄に使われる。逆に濃い食塩水に入れると水が出て縮む。赤血球は寿命を終えると主に脾臓で壊され、ヘモグロビンから出たビリルビンは肝臓で処理されて胆汁に排泄される。この経路が滞ると黄疸になる。
1つの細胞について、作られる場所・形・反応・寿命を1肢ずつ並べる。解法は、(1) 作る場所と作らせる場所を分ける、(2) 核の有無を確認、(3) 浸透圧の向きを追う、(4) 数字を確認する。
赤血球を蒸留水に入れると溶血する。作られるのは腎臓ではなく骨髄、核はなく、寿命は7日ではなく約120日。腎臓は作らせる指令を出す側という区別が要点。