副交感神経活動に対する応答で正しいのはどれか。
正答:4
正答:4
副交感神経が亢進すると、休息・消化・排泄に向かう状態(縮瞳・気管支収縮・心機能低下・消化促進・排尿排便促進)が作られる。汗腺は交感神経のみの支配を受ける点に注意。
発汗・気管支筋・心収縮力・直腸平滑筋が副交感神経亢進でどう応答するかの正誤。
副交感神経が亢進すると直腸の平滑筋が収縮し、肛門括約筋が弛緩する。これにより便を押し出す方向=排便に適した状態が作られる。排尿・排便は基本的にリラックス(副交感優位)で進む。よって『直腸平滑筋の収縮』が副交感神経亢進の応答。
汗腺・立毛筋・瞳孔散大筋は交感神経のみの支配で副交感の支配を受けない。発汗は『交感神経だがアセチルコリンを出す』特殊な経路だが、支配しているのは交感神経のみ。副交感の応答に『発汗促進』は入らない。
選択肢2『気管支筋の弛緩』は一見『副交感=リラックス=弛緩』と結びつけたくなるが逆。気管支では交感神経(闘争・逃走)→拡張=平滑筋弛緩(呼吸を楽にする)、副交感神経(休息)→収縮。『リラックスだから全部ゆるむ』という単純化が誤答の罠で、器官ごとに方向を覚える必要がある。
『副交感=ゆるむ』イメージで気管支弛緩(2)を選ばせる。汗腺の支配神経(1)を取り違えさせる。汗腺は交感のみ支配、気管支は副交感で収縮、心収縮力は副交感で減少、を順に消去すると直腸平滑筋収縮(排便促進)が残る。
「副交感神経が高まると直腸はどうなる?」→平滑筋が収縮し肛門括約筋が弛緩して排便に向かう。排尿・排便はリラックス(副交感優位)で進む。「発汗は副交感神経の応答か?」→いいえ。汗腺は交感神経のみの支配。発汗を促すのは交感神経(ただしアセチルコリンを出すコリン作動性)で、副交感は汗腺を支配しない。「副交感神経亢進で気管支はどうなる?」→収縮する。拡張(弛緩)させるのは交感神経。