問32
視床の外側膝状体で中継される感覚はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:2
正答:2
外側膝状体は視覚の情報を受け取って大脳へ送る。正答は2。
感覚ごとに、視床のどこで中継されるか、あるいは視床を通らないかを言えるか。
体の各所からの感覚は、大脳へ届く前に視床で乗り換える。視床の後ろのほうにある2つのふくらみのうち、外側のものが視覚を、内側のものが聴覚を中継する。したがって外側膝状体で中継されるのは視覚である。誤肢は3つとも別の経路をとる。嗅覚は例外で、視床を経由せずに大脳へ直接届く。味覚は延髄で中継されたあと視床を経るが、通るのは膝状体ではなく別の核である。聴覚は内側のふくらみで中継されるので、外側ではない。
外側と内側のどちらが視覚かは、覚えるしかない対のひとつ。外側が視覚、内側が聴覚と対で押さえる。嗅覚が視床を通らないという例外も、設問でよく問われるので合わせて覚える。中脳にある上丘・下丘とも混ざりやすいが、こちらは反射に関わり、上丘が視覚、下丘が聴覚を担う。
視覚の経路では、左側の視野の情報は両眼とも右の視索を通って右の外側膝状体へ入り、右の後頭葉へ届く。視交叉で交叉するのは鼻側の網膜からの線維だけである。対光反射は視覚の認知とは別の経路を通り、中脳の視蓋前域を経由するので、後頭葉が傷んで見えなくなっても反射は保たれる。
感覚を4つ並べ、中継する場所を1つ指定する。解法は、(1) 視床を通らない感覚を除く、(2) 外側と内側の対応を確認、(3) 残りがどこを通るかを確認する。
外側膝状体で中継されるのは視覚。嗅覚は視床を通らず、味覚は膝状体ではない核を経て、聴覚は内側膝状体で中継される。外側が視覚、内側が聴覚という対で覚える。