問33
細胞老化で誤っているのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:2
正答:2
老いた細胞は分かれる力が落ちる。増えるわけではない。正答は2。
老化に伴う細胞の変化の向きを判断できるか。
細胞が老いると、遺伝子の傷を直す力が落ち、蛋白質を作る働きも落ち、うまく折りたためなかった蛋白質が細胞の中にたまる。分かれる力も次第に失われ、やがて分裂を止める。したがって、分かれる力が高まるという記述2が誤りである。残る3つは老化の向きと合っている。細胞が縮んで臓器が小さくなる萎縮では、褐色の色素が細胞内にたまり、老化や飢餓のときの肝臓や心臓でしばしば認められる。
老化に伴う変化は、ほぼすべてが落ちる方向にそろっている。増える・高まると書かれた記述があれば、まずそこを疑う。ただしたまるものはあり、異常な蛋白質と褐色の色素は増える。落ちるものと、たまるものを分けて押さえる。
細胞が縮むことによる臓器の萎縮は、骨格筋、心臓、肝臓、腎臓でしばしば認められる。老化、飢餓、動かない状態のときに起こり、細胞の代謝が作る方向より壊す方向に傾いているためである。この型の萎縮では臓器が褐色に見え、細胞の中に褐色の色素がたまっており、褐色萎縮と呼ばれる。老年期の臓器の萎縮は、それぞれの臓器が持つ自然の経過そのものとも考えられている。
老化の変化を4つ並べ、向きを逆にした肢を1つ置く。解法は、(1) 老化は落ちる方向と押さえる、(2) 増える・高まる記述を探す、(3) それを選ぶ。
誤っているのは「分裂能力の亢進」。老化では分裂能力・DNA修復・蛋白質合成が落ち、異常蛋白質が蓄積する。落ちるものとたまるものを分けて押さえる。