問34
女性に多い疾患はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:2
正答:2
甲状腺を自分の免疫が攻撃する慢性の炎症は女性に多い。正答は2。
疾患の性差を、背景にある要因から判断できるか。
自分の体を自分の免疫が攻撃する病気は、全般に女性に多い。甲状腺の濾胞が壊れていく慢性の炎症もその一つで、甲状腺の働きが落ちる状態を伴う。したがって記述2が正しい。誤肢の3つは男性に多い。尿酸が関節にたまる病気は30代以降の男性に好発し、慢性に気道が狭くなる肺の病気は喫煙が主な原因で男性に多く、十二指腸の潰瘍も男性に多い。
性差を暗記するのではなく、背景から考える。自分の免疫が自分を攻撃する病気は女性に多く、喫煙や飲酒が関わる病気は男性に多い、という2本の軸でほとんど振り分けられる。甲状腺の病気は、働きが落ちるものも高まるものも女性に多い。
甲状腺の濾胞が壊れる慢性の炎症では、濾胞の中の蛋白と濾胞の上皮に対する自己抗体が証明される。働きが落ちると、体と心の活動が不活発になり、皮膚が乾いて厚くなる。自分の免疫が自分を攻撃する病気には、このほか全身の結合組織が侵されるもの、関節が壊れていくもの、皮膚が硬くなるものなどがあり、いずれも女性に多い。尿酸がたまる病気は、尿酸が作られすぎるか出ていきにくいことで血中の尿酸が増え、結晶が関節にたまって激しい痛みを起こす。
疾患を4つ並べ、性差で選ばせる。解法は、(1) 自己免疫か生活習慣かで振り分ける、(2) 自己免疫のものを探す、(3) それを選ぶ。
女性に多いのは橋本病。自己免疫による甲状腺の慢性炎症だから。痛風・COPD・十二指腸潰瘍はいずれも男性に多い。自己免疫か生活習慣かで振り分ける。