問37
Th1細胞が最も関与するアレルギーはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:4
正答:4
大食細胞を活性化して遅れて出る過敏反応を起こす。正答は4。
アレルギーの型を、関わる細胞と時間で分けられるか。
アレルギーは、関わる仕組みによって4つの型に分けられる。このうち抗体が関わらず、細胞が主役になるのが第4の型で、抗原に出会ってから反応が現れるまでに時間がかかる。ヘルパーT細胞のうち片方の型は、大食細胞を活性化させてこの遅れて出る過敏反応を引き起こす。したがって記述4が正しい。誤肢は仕組みが違う。第1の型はアレルギーに関わる抗体と肥満細胞、第2の型は細胞の表面に結合した抗体、第3の型は抗原と抗体が結合した複合物が関わる。
4つの型のうち、第1から第3までは抗体が主役、第4だけが細胞が主役である。この区切りを押さえれば、抗体が出てこない設問は第4の型と分かる。時間の面でも、第4だけが遅れて出るので、時間を手がかりにもできる。
胸腺での分化を終えて末梢のリンパ組織へ入ったT細胞は、ヘルパーの型と細胞を傷害する型に分かれる。ヘルパーの型はさらに2つに分かれ、片方は大食細胞を活性化して遅れて出る過敏反応を起こし、もう片方は複数のサイトカインを介して自らの増殖とB細胞による抗体の産生を促す。ウイルスが感染した細胞では、細胞の内部で作られたウイルスの抗原が幼若な細胞傷害性のT細胞に提示され、活性化して感染細胞を直接攻撃する。
アレルギーの型を4つ並べ、関わる細胞で選ばせる。解法は、(1) 抗体が主役か細胞が主役かで分ける、(2) 遅れて出るかを確認、(3) 第4の型を選ぶ。
Th1細胞が最も関与するのはⅣ型アレルギー。大食細胞を活性化して遅延型過敏反応を起こす。Ⅰ〜Ⅲ型は抗体が主役。