問42
呼吸音が減弱するのはどれか。
この問題の分類段階2 理解正答の理由や選択肢の違いを整理する問題
正答:1
正答:1
気管支がふさがって空気が入らなくなれば、その部分の音は弱くなる。正答は1。
呼吸音が弱くなる条件を、空気の出入りから判断できるか。
呼吸音は、空気が気管支や肺胞へ出入りすることで生じる。気管支が腫瘍などに押されたりふさがれたりして、その先へ空気が入らなくなると、肺の一部が縮んで空気を含まなくなり、その部位の呼吸音は弱くなる。したがって記述1が正しい。誤肢の3つでは、空気の出入りは保たれ、むしろ異常な音が加わる。気管支の炎症では高い連続性の音、肺の間質が硬くなる病気では細かい断続性の音、気管支と肺胞に及ぶ炎症では粗い断続性の音が聞かれる。
異常な音が「加わる」ことと、呼吸音が「弱くなる」ことは別である。空気が出入りしているかどうかで判断すると分けられる。空気が入らない状態には、気管支がふさがるもののほか、胸に空気や水がたまって肺が押される状態がある。
打診では、空気を含む量が減った部位で濁った音になる。声を出させて胸に手を当てると振動が伝わるが、気胸、胸水の貯留、胸膜が厚くなった状態、肺気腫では音の伝わりが妨げられて弱くなる。副雑音は、連続性か断続性か、高いか低いか、粗いか細かいかで分類され、それぞれ対応する疾患がある。
疾患を4つ並べ、副雑音が加わるものを3つ置く。解法は、(1) 空気が出入りしているかを判定、(2) 入らないものを探す、(3) それを選ぶ。
呼吸音が減弱するのは無気肺。気管支が閉塞して空気が入らないため。気管支炎・肺線維症・気管支肺炎ではそれぞれ副雑音が加わる。