水痘の症状はどれか。
正答:3
正答:3
水痘は紅斑から始まり、水疱を経て痂皮になる。正答は3。
発疹の出方と経過から、小児のウイルス性発疹症を区別できるか。
水痘は水痘・帯状疱疹ウイルスの初感染で起こる。発疹は体幹から始まり、紅斑から丘疹、水疱、膿疱、痂皮へと数日かけて進む。新しい発疹が次々に出るので、同じ時期に紅斑・水疱・痂皮が混在するのが特徴である。したがって「水疱へと進行する紅斑」が水痘の症状。誤肢はいずれも別の疾患の所見。耳下腺の腫脹は流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)。両頬部のびまん性紅斑は伝染性紅斑(りんご病)で、頬が平手打ちを受けたように赤くなる。解熱前後に出る斑状丘疹性の発疹は突発性発疹で、高熱が3日ほど続き、下がるころに発疹が出る。
小児のウイルス性発疹症は、発疹の形と出るタイミングで分ける。水痘は水疱、麻疹はコプリック斑のあと融合する紅斑、風疹は細かい紅斑とリンパ節腫脹、突発性発疹は解熱後の発疹、伝染性紅斑は頬の紅斑とレース状の発疹。「熱と発疹の前後関係」が突発性発疹を見分ける鍵になる。
水痘・帯状疱疹ウイルスは初感染で水痘を起こし、そのあと脊髄後根神経節に潜んで、免疫が落ちたときに再び活動して帯状疱疹を起こす。水痘は空気感染し、免疫不全や播種性の帯状疱疹も空気感染の対策対象になる。水痘にはワクチンがあり、定期接種の対象。施術所で水疱のある人を見たら、感染性を考えて施術を控え、医療機関の受診をすすめる。
1疾患の症状を問い、他の小児発疹症の所見を並べる。解法は、(1) 発疹の形(水疱か紅斑か)を確認、(2) 出る部位(体幹か頬か)を確認、(3) 熱との前後関係を確認する。
水痘の発疹は紅斑から水疱へ進み、新旧が混在する。耳下腺腫脹は流行性耳下腺炎、両頬の紅斑は伝染性紅斑、解熱前後の発疹は突発性発疹。発疹の形・部位・熱との前後関係で分ける。