急性骨髄性白血病について正しいのはどれか。
正答:1
正答:1
急性骨髄性白血病では、骨髄で幼若な芽球が増える。正答は1。
急性白血病の血液像と染色、好発年齢、原因を判断できるか。
急性白血病では、造血幹細胞に異常が起こって幼若な段階の細胞(芽球)が分化を止めたまま増え続ける。骨髄が芽球で埋め尽くされ、正常な赤血球・血小板・成熟好中球が作られなくなるため、貧血、出血傾向、感染症が起こる。したがって幼若芽球が増殖するという記述が正しい。誤肢は3つとも誤り。小児に多いのは急性リンパ性白血病で、急性骨髄性白血病は成人に多い。原因については、造血細胞の増殖に関与する癌遺伝子あるいは癌抑制遺伝子の異常が関わると考えられており、細菌感染が原因ではない。ミエロペルオキシダーゼは骨髄系の細胞がもつ酵素なので、急性骨髄性白血病の芽球ではこの染色が陽性になる。陰性であればリンパ系を疑う。
骨髄性かリンパ性かを分ける実務上の鍵がミエロペルオキシダーゼ染色。骨髄系=陽性、リンパ系=陰性。好発年齢も、骨髄性=成人、リンパ性=小児という対で覚える。この2つがそろえば、白血病の型を問う設問はほぼ解ける。
白血病は経過と病態像から急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病に大別され、さらに細分類される。多くの患者で真の原因は不明だが、造血細胞の増殖に関与する癌遺伝子あるいは癌抑制遺伝子の異常が発症に関わると考えられている。診断の補助にはWT1 mRNAの測定が用いられる。急性白血病では末梢血に芽球と成熟好中球が現れ中間段階が欠ける白血球裂孔がみられる。
1疾患について、血液像・好発年齢・原因・特殊染色を1肢ずつ並べる。解法は、(1) 急性か慢性かで芽球の増殖を確認、(2) 骨髄性かリンパ性かで好発年齢と染色を決める、(3) 原因が感染かどうかを確認する。
急性骨髄性白血病では幼若芽球が増殖する。小児に多いのはリンパ性、原因は細菌感染ではなく遺伝子の異常、ミエロペルオキシダーゼ染色は陰性ではなく陽性。骨髄性とリンパ性を好発年齢と染色で分ける。