問60
AEDによる除細動の適応となる不整脈はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:1
正答:1
AEDが電気ショックを与えるのは心室細動と無脈性心室頻拍。正答は1。
AEDによる除細動の対象となる不整脈を、他の不整脈と区別できるか。
AEDによる除細動の対象は、心室細動と無脈性心室頻拍である。本問の選択肢では心室細動を選ぶ。心房細動や期外収縮そのものは、このAEDのショック適応ではない。ただし、心房細動で常に心拍出が保たれる、緊急の電気的治療が不要、という意味ではない。頻脈を伴う心房細動が原因で循環動態が不安定な場合には、医療者が同期下カルディオバージョンを緊急に行うことがある。AEDの適応と、医療者が判断する同期下の治療を区別する。
「細動」という病名の共通部分だけで判断しない。心室細動と心房細動ではAEDの適応が異なるが、AEDの適応外ということは病状が軽いという意味ではない。心停止の波形では心室細動と無脈性心室頻拍がショック適応で、心静止と無脈性電気活動にはショックを行わず蘇生を続ける。
心停止を疑ったら、反応の確認、応援要請とAEDの手配、呼吸の確認、胸骨圧迫の開始という順で動く。AEDは電極パッドを貼れば自動で解析し、音声指示に従うだけで使える。ショック後はただちに胸骨圧迫を再開する。あはき師も一次救命処置の担い手であり、施術中の急変に備えて手順を身につけておく必要がある。
本問はAEDのショック適応を問う。心室細動・無脈性心室頻拍と、その他の波形を区別する。重症かどうかという判断だけを、AEDの適応と同一視しない。
本問の正答は心室細動。心房細動や期外収縮はAEDのショック適応ではないが、心房細動なら緊急治療が不要とはいえない。AEDによる除細動と、医療者が行う同期下の治療を分けて考える。