パニック障害の症状はどれか。
正答:1
正答:1
発作を経験したあと「また起こるのではないか」と恐れるのが予期不安で、パニック障害の中核症状のひとつ。正答は1。
不安障害の症状と、統合失調症の症状を区別できるか。
パニック障害は、突然の動悸、発汗、震え、息苦しさ、胸の不快感、めまい、死んでしまうのではないかという強い恐怖が数分でピークに達するパニック発作を繰り返す疾患である。検査をしても身体の異常は見つからない。発作を経験すると、次の発作を恐れる予期不安が生じ、発作が起きたら逃げられない場所(電車、エレベーター、人混み)を避けるようになる。これが広場恐怖で、生活の範囲が狭まる。したがって予期不安がパニック障害の症状。誤肢は3つとも統合失調症の症状である。妄想は訂正できない誤った確信、幻聴は実際には音がないのに聞こえるもの、させられ体験は自分の考えや行動が他人に操られていると感じるもので、いずれも自我の障害を含む統合失調症の症状にあたる。
パニック発作そのものと、パニック障害は別。発作は他の不安障害やうつ病、身体疾患でも起こりうる。発作を繰り返し、予期不安と広場恐怖が加わって生活が制限されるとパニック障害になる。統合失調症の症状は、現実の検討がつかなくなる(妄想・幻覚・自我障害)という点で不安障害とは質が違う。
パニック発作の症状は自律神経の急な変化そのもので、動悸・発汗・過呼吸を伴う。過呼吸によって血中の二酸化炭素が下がると、手足のしびれやテタニーが起こることがある。治療は薬物療法(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)と認知行動療法。鍼灸院では、動悸や息苦しさを訴える人が来たときに、まず心疾患や甲状腺機能亢進症など身体疾患の除外が必要で、それが済んでいることを確認したうえで自律神経のバランスを整える施術を行う。
1疾患の症状を問い、別の疾患群の症状で誤肢を固める。解法は、(1) その疾患が不安の障害か精神病性の障害かを決める、(2) 選択肢を2群に分ける、(3) 該当する群の中から選ぶ。
パニック障害の症状は予期不安。妄想・幻聴・させられ体験はいずれも統合失調症の症状で枠が違う。発作の反復に予期不安と広場恐怖が加わって生活が制限されるのがパニック障害。