急性期リハビリテーションチームで社会保険制度の利用調整を行うのはどれか。
正答:4
正答:4
制度の手続きや費用の調整を担うのは医療ソーシャルワーカー。正答は4。
リハビリテーションチームの職種を、担う仕事で言い分けられるか。
病院でリハビリテーションを担うチームは、医師を中心に、看護、運動や生活動作やことばを受け持つ療法士、そして生活面の相談役が加わって組まれる。このうち、患者と家族が抱える経済面や生活面の問題を聞き取り、使える制度を調べ、手続きや退院後の行き先を調整する役を受け持つのが医療ソーシャルワーカーにあたる。したがって記述4が正しい。誤肢は担う仕事が違う。保健師は地域で保健指導や健康づくりを担う職で、急性期の病棟チームの一員ではない。理学療法士は運動療法や物理療法で基本的な動作の回復を担う。ケアマネジャーは介護保険の計画を立てる職で、退院後に関わることはあっても急性期の調整役ではない。
ケアマネジャーと医療ソーシャルワーカーはどちらも調整役なので紛らわしい。分ける軸は場所と時期で、病院の中で、しかも治療が始まったばかりの時期に動くのが医療ソーシャルワーカー、地域で介護保険の計画を立てるのがケアマネジャーである。
講義では、福祉事務所などで行われる社会援助活動をソーシャルワークと呼び、これを医療の現場で行うものをメディカルソーシャルワークと呼ぶと説明される。病院の中での具体的な仕事は、患者の入退院の問題と手続き、経済的な問題、家族の問題、そして退院してからの就業や就学の相談である。制度としてどんな支援が使えるかを熟知していて、適切に利用できるよう助言する立場にあたる。面接の原則として、個別性、受容と共感、良し悪しを判断しない態度が挙げられる。急性期のリハビリテーションは寝たきりで生じる関節の固まりと筋の衰えを防ぐことが柱になるが、この時期から退院後の行き先を考え始めるので、制度の調整役が早く関わるほど途切れが少なくなる。
職種を4つ並べ、担う仕事で選ばせる。解法は、(1) 各職種の職場と担当を書き出す、(2) 設問が指す場所と時期を確認、(3) その場で制度を扱う職を選ぶ。
社会保険制度の利用調整を担うのは医療ソーシャルワーカー。ケアマネジャーは地域で介護保険の計画を立てる職で、時期と場所が違う。