問74
嚥下障害患者に対して直接嚥下訓練を行う職種はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:3
正答:3
実際に食べ物を使って行う訓練は言語聴覚士が担う。正答は3。
飲み込みの訓練を、どの職種が担うかを知っているか。
飲み込みの障害に対する訓練は、食べ物を使わずに行うものと、実際に食べ物を口へ入れて行うものに分かれる。前者は口や舌、のどの動きを高める運動や、氷で冷やして飲み込む反射を促す方法などで、後者は姿勢や一口の量、食べ物の形態を調整しながら実際に飲み込ませる。どちらも言語聴覚士が中心となって行う。したがって記述3が正しい。誤肢は担当が違う。理学療法士は基本的な動作の回復、作業療法士は日常の生活動作や手の使い方、義肢装具士は義肢や装具の製作と適合を担う。
作業療法士は食事の動作に関わるので紛らわしい。分ける軸は、食べ物を口へ運ぶまでか、口へ入ってからかである。運ぶまでの姿勢や自助具は作業療法士、口へ入ってからの飲み込みは言語聴覚士が受け持つ。
食べ物を使う訓練は、誤って気管へ入る危険があるため、飲み込みの状態を検査で確かめてから始める。検査には、造影剤を含む食べ物を飲み込んでもらいエックス線で見る方法と、鼻から内視鏡を入れて直接見る方法がある。誤って気管へ入ると肺炎を起こし、高齢者では命に関わる。姿勢を少し後ろへ倒す、とろみを付けるといった調整で危険を減らす。
職種を4つ並べ、担当の境目で選ばせる。解法は、(1) 各職種の担当を書き出す、(2) 設問の訓練が口の前か後かを見る、(3) 一致する職種を選ぶ。
直接嚥下訓練を行うのは言語聴覚士。理学療法士は基本動作、作業療法士は生活動作と手、義肢装具士は義肢と装具。口へ入る前と後で担当が分かれる。